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フルート・奏法

ブリチアルディ・キーをどう使う?

 ←音楽は「音が苦」?(個人的なつぶやき) →新・吹奏楽部を作ろう!
 フルートの運指を考えると、B♭の音の指使いが三通りあります。左手親指のHキー、人差し指のCisキーを押さえるのを基本にして、①右手人差し指でFキーを押さえる、②Aisレバーを押さえる、③左手親指をずらしてブリチアルディ・キー(以下Bキー)を押さえる、の三つです。(写真参照)
  ※以下、ドイツ音名で表記します。特にややこしい「シ♭」はB、「シ」はHです。

①右手人差し指でFキーを押さえる
P1010638.jpg

②Aisレバーを押さえる
P1010641.jpg

③左手親指をずらしてブリチアルディ・キー(以下Bキー)を押さえる
P1010640.jpg
 Bキーは、とても便利なキーです。特にフラット系の曲が多い吹奏楽曲では、すごく重宝します。何しろこのキーを押さえれば、楽器全体がF管になったも同然ですから。そのことを見透かしたように、邦人作曲家の吹奏楽曲は、Bキーをどう使うか試すような作品が多いのです。個人的には、①の指使いを基本にして、これで対処できない場合、変え指として②と③を使うのが良いと考えていますが、①の指使いで対処しきれない曲も多くなりました。具体的に楽譜を例に挙げて説明できればいいのですが、著作権法上、作曲者の許諾を得なければなりませんので、一般論としてお話したいと思います。

 ①の指使いは、いわゆる「クロスフィンガリング」です。高音域を吹く時は必要とされるものですので、かなり細かい音符でも、私は①の運指で吹いています。
 ②を使う場合は、BとHの半音トリルか、前後に第3オクターブのFis(Ges)があって、Bキーが使いにくい場合で、なお且つBの音の後にFの音が来ない時、と使い方が少々限定されます。
 ③を使う場合は、前後に第3オクターブのFis(Ges)のない時の装飾音符の場合です。Bキーを押したままだと3Fisは出ませんので使えません。

 ①と②③では閉じるキーの数が違いますので、Bの音色とピッチが多少違います。①の方が低めですので、チューニングの時は①で合わせておいた方が、頭部管をそんなに抜かなくて済みますので、低音域のピッチが下がり過ぎないと思います。フルートの音色は、ソノリテの基本になる2Hから2Dまでの中音域の音色がどれだけ統一できるかだと思いますので、①と②③であまり音色が違い過ぎるのはどうかなと考えます。

 ところが、私の新しいピッコロは、①の運指だとピッチがかなり低くて使えないことがわかりました(楽器の特性なのか、私の奏法のせいなのか、まだわかりません)。仕方がないので、ピッチを合わせるためには、②と③を使い分けなければなりません。

 ある曲では、第1オクターブで、C・B・C・Asという音程を16分音符で吹きます。この時のBはBキーを使った方が良いのですが、直後にG・A・H・という音程があるため、二つ目のCからAsに移る時にはHキーを押さえます。また、別の曲では、Bの音の後に3Ges(Fis)があるので、このBはAisレバーの方が合理的です。スクールバンドでは、いつもBキーを押さえっぱなしの人が多いのですが、邦人作品をやると、いつでもBキーを押さえっぱなしで吹くクセを修正できるわけです(笑)。

 最近、フルートの試奏をしてわかったのですが、メーカーによって、このBキーの形状がずいぶん違っています。簡単に言うと、Hキーを押さえたまま、親指のちょっとした操作で、Bキーも押さえられるような形状になっているメーカーがあるのです。Bキーを多用するユーザーにはいいかもしれませんが、速いパッセージの中で親指がうっかりBキーに触れ、半音違ってしまうことがありますので、要注意だと思います。もちろん、そんなことがないようなBキーの形をしているメーカーもあります。こういう所にも、それぞれのメーカーの設計思想が現れていて面白いと思います。

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~ Comment ~

 

私もたかさんと同意権です
基本は①ですよね~
少し前に③で親指移動のエチュードがフランスにあるって
聞いたことあるのですが
本当かどうかは定かではないです。

Re: タイトルなし 

さかまさん

 うろ覚えで恐縮ですが、アルテでも、ブリチアルディキーを第1巻では使わないようにと言っていたと思います。最近のフルートのレッスンプロの中には、便利なキーだからと言って最初から③の指使いを教える人も多くいるようです。「THE FLUTE」の記事でもFdurの時には、③の指使いをしなさいと書いてありました。
 中高生は、実に見事に左親指をずらして、BとHの音を吹き分ける人がいます。いやあ、びっくりです。ただ、この指使いだとBの音のピッチが高くなって、それでチューニングすると、相対的に他の音のピッチが下がります。そうするとフルートの音が余計聞こえなくなったりするんですよね。

ブリチアルディ・キー 

私は、以前のたかさんの記事を読むまで、何の疑問も抱かずに、コードがFの曲ではブリチアルディ・キー(という名前も知りませんでしたが)を使っていました。今は、ほとんどの場合1の「右手人差し指でFキーを押さえる」を使うようになおしました。

ブリチアルディ・キーの形状は、私もヤマハからムラマツに乗り換えたとき、違いを感じました。ヤマハのYFL31は、親指を軽くずらすだけでブリチアルディ・キーが操作できます。だから、なおさらブリチアルディ・キーに頼っていました。ところが、ムラマツは親指を軽くずらしただけではブリチアルディ・キーに届かないように、バーの部分が湾曲しています。誤って触れることを避ける目的か、あるいは安易に頼らないように、わざと使いにくくする「教育的指導」かは分かりませんけれど。

Re: ブリチアルディ・キー 

inti-solさん

> 私は、以前のたかさんの記事を読むまで、何の疑問も抱かずに、コードがFの曲ではブリチアルディ・キー(という名前も知りませんでしたが)を使っていました。

 そうでしたね。inti-solさんのように、独学でフルートを始めた方は、当然そうなると思いますよ。

>今は、ほとんどの場合1の「右手人差し指でFキーを押さえる」を使うようになおしました。

一度ついたクセはなかなか抜けないものなのに、修正したのは素晴らしいです。

> ブリチアルディ・キーの形状について、ヤマハは、ずらし易くなっていると思います。ムラマツは、ずらしてブリチアルディ・キーが操作できないようになってるはずです。ここにメーカーの設計思想の違いょ感じます。ヤマハは楽器の普及に最も力を入れているメーカーで、ムラマツは、最も伝統を重んじるメーカーだからでしょう。昔のメソッドでは、左手親指をずらすなんて、あり得ないことでしたから、そんな操作ができにくいようになってるはずです。

ドイツ音名(実音)について 

参考までに、お聞きしたいのですが、私は学生時代から長年 吹奏楽をやってきましたが、
ドイツ音名(実音)を文字で書く時に、ベーを B とは書かずに、必ず B♭ と書いてきました。
Bという書き方だと、実音ベーではなく、実音H(ハー)との区別がつかなくなってしまいます。

たかさんは高校で吹奏楽の指導をされているようですが、この文字表現方法を 今は 一般的に 使われていますか?

記事の中で、ブリチアルディキーのことを、Bキー と略されていますが、
この書き方も違和感があり、私的には たかさんの使われている H(ハー)キーをB(ビー)キーと呼んでいましたので、記事を読んでいて多少混乱しがちです(^^;

Re: ドイツ音名(実音)について 

かんたさん

 吹奏楽で音名をドイツ語と英語の両方使っているので、かんたさんのおっしゃる混乱は当然だと思います。私も混乱を避ける時には「B♭」という表記を使いますが、これは英語です。その時は他の音も、E♭とか、F♯という使い方をします。

> Bという書き方だと、実音ベーではなく、実音H(ハー)との区別がつかなくなってしまいます。

 ドイツ音名ですよと断って使う時は、B(べー)です。英語のB(ビー)は、ドイツ語ではH(ハー)ですから。ドイツ語を使う時と英語を使う時は、はっきり分けるようにしています。フルートのキーの名称はドイツ音名で表すことが多い(たとえばCisキー等)ので、それで統一してB(ベー)キー、Hキーと表示しました。

 余談ですが日本と中国では同じ漢字を使っています。同じ熟語でも意味が違っているものが多々あります。(もちろん同じ意味のものもありますが)例えば、「手紙」は中国語では「トイレットペーパー」のことを言います。日本人にとっては混乱するんですが、日本語は日本語、中国語は中国語と割り切る必要があります。それと同じだと思いますよ。



Re: ドイツ音名(実音)について 

> それで統一してB(ベー)キー、Hキーと表示しました。

お~~ そういうことでしたか

てっきり、ブリチアルディのイニシャルから Bキー と略されていると思いました。
ブリチアルティキーを使用すると、Hから半音下がり、B♭(ベー)になるキー
として、B♭キー という意味で使われていたという理解でよろしいですか?

Re: Re: ドイツ音名(実音)について 

かんたさん

> ブリチアルティキーを使用すると、Hから半音下がり、B♭(ベー)になるキー
> として、B♭キー という意味で使われていたという理解でよろしいですか?

 はい、その通りです。ドイツ語と英語を「ちゃんぽん」で使っていると、ややこしいですよね。ドイツ語を使いだしたのは、どいつだ?…なんちゃって、…お後がよろしいようで(笑)
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