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洋銀のフルートの音

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フルートに使われている素材で、洋銀という素材があります。洋銀といっても銀が含まれているわけではありません。銅と他の金属の合金なんですが、銅の色はなく銀色をしているので、そう呼ばれるようになったのでしょうか。確かなことはわかりません。ご存じの方は教えていただけるとありがたいです。

この洋銀、微妙に合金の成分が違います。簡単にいうと100円玉の色をしたものと、新500円玉の色をしたものの2種類があります。原価にすると大して変わらないんじゃないかと思いますが、現在のフルートに使われている洋銀は100円玉の素材の方です。白銅とも呼ばれています。

この洋銀フルートは入門用のフルートに使われています。銀と比べて安価なためもあるでしょうが、明るい音で鳴らしやすいからとも言われています。今の洋銀フルートはすべて銀メッキがかかっていますので、私の感覚では銀の音色に近くなっているのではないかと思います。

 昔の洋銀フルートは、設計の古さもあると思いますので比較しにくいのですが、もっと落ち着きのある音だったと思います。そしてもっと鳴らしにくかったのではないかとも思っています。もともと洋銀フルートはかなり厚めの息で鳴らさないと、いい音が出ないという感覚が私にはあります。

昔のY社製の洋銀フルートを最近吹く機会がありました。銀メッキのかかっていないモデルです。キーバランスの調整不足やタンポの劣化という問題もありますので、これも比較しにくいのですが、私のこの感覚が確かめられました。

 実は私はこの洋銀フルートの音が気に入っています。昔の洋銀フルートをオーバーホールに出すか、銀メッキのかかっていない洋銀フルートを特注するかなんですが、オーバーホールに出すと新しい洋銀フルートが一本買える位のお金がかかりますし、総洋銀フルートの特注を受けてくれるメーカーは見つかるかどうかわかりません。

 マルセル・モイーズが生涯、洋銀フルートを愛用したようにフルートの素材としては、洋銀で十分だと個人的には思っています。ただ、上級者用(自分が上級者と言っているようですみません。初心者用ではないという意味です)のフルートは銀製のものが多いので、私も銀製のフルートを吹いています。銀の音も嫌いではありません。銀のフルートに匹敵するくらいの洋銀フルートができないかなあという、単なる希望です。

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~ Comment ~

Y社のフルート 

私もつい先日、会社の先輩がネットオークションで落札した30年以上前のY社のフルート(モデル名が2桁)を調整がてら試奏しました。

そのフルートはたかさんがおっしゃるような洋銀製で銀メッキがされていないもので、緑青などは出ていませんが、管体が若干曲がっているような感じで、各キーのバランス(カップの開き具合)がバラバラで、キーの手(足?)の部分にあるフェルトがところどころない状態でした。

キーを分解し、注油した上で、欠けているフェルトをつけて、カップの高さをそろえ、トーンホールとタンポの塞ぎ具合を目視で確認し、試奏しました。
(本当はトーンホールとタンポの塞ぎ具合はクリーニングペーパーを挟みながら微調整しますが、私は修理等を専門に勉強したことがないことと専用の道具が無いので、簡易調整をしています)

試奏感は、やはり一昔の楽器
音程等はやや癖もあり、しっかりした息の支えがないと綺麗な音はでないなという感じでした。
ただ、息の支えがあると透明感のある音色を奏でており、現在の楽器にはない魅力は感じました。
たかさんがおっしゃるような落ち着きのある音も感じました

今の洋銀製楽器は鳴らしやすい歌口と薄めの管体により、息の支えが無くても楽しく吹けるのが魅力ですが
昔の楽器のように洋銀独特の音色を求めるのは難しいかもしれませんね

Re: Y社のフルート 

たくさん

興味深いレポートをありがとうございます。昔の洋銀フルートは、全くその通りだと思います。それでもY社のフルートは入門モデルですので、まだ吹きやすい方なのかもしれません。フルートが鳴らしやすくなったのは研究の成果と製作技術の進歩だと思うんですが、それだけに洋銀でなければ、とても作れない低音フルートなどは、本当に鳴らすのは難しいのかもしれませんね。

今の洋銀フルートの歌口は確かに鳴らしやすいなと私も思います。逆にそれでずいぶん表現力をスポイルしているなあ、とも思うんです。初心者用と割り切れば、それで正解なのでしょうが、歌口によっては表現力がずいぶん違うんじゃないかなと思います。

総洋銀製 

実は、総洋銀製のフルートは、ほとんど吹いたことがないんです。最初のフルート(中古のYFL31)を購入したとき、YFL211と吹き比べたのが唯一の経験。そのとき、YFL31の方が音が良いように感じたのですが、それも本当にそうだったのかは定かではありません。何しろ、フルートを吹いたのはそのときが初めてですから。ケーナと吹き方が同じですぐに音が出たとは言え、最初から充分吹きこなせたはずがないので。
気分で、こっちの方がいい音のような気がしただけではないかと、今となっては思います。

しかし、日本のメーカーだと、総洋銀製ってほとんどないですね。ヤマハが唯一でしょうか。リップブレードだけ銀というのはアルタスとパールから出ていますが。

Re: 総洋銀製 

inti-solさん

>YFL31の方が音が良いように感じたのですが、それも本当にそうだったのかは定かではありません。

 音色の違いだと思いますが、そうお感じになったのは間違いではないと思います。

> しかし、日本のメーカーだと、総洋銀製ってほとんどないですね。ヤマハが唯一でしょうか。リップブレードだけ銀というのはアルタスとパールから出ていますが。

 リップ銀の楽器でもずいぶん音は銀に近づくと思います。リップ洋銀のフルートは確かにヤマハしか作っていないようです。やはりフルートの音色のスタンダードはシルバーの音ということになりますか。

No title 

勝手にレポートしてしまいすみません
ちょうど昨日、その洋銀フルートを吹いたばかりなので
書いてしまいました。

>それでもY社のフルートは入門モデルですので、まだ吹きやすい方なのかもしれません。

そうだと思います。
吹きにくいといわれる第三オクターブのF#も
あまり苦労しませんでしたので・・・

総洋銀製のフルートですが、日本製のカタログモデルは確かにヤマハだけですね
(下倉楽器のマルカートフルートも楽器店曰く、日本製ですので範疇に入ると思いますが、省いております)
パールは台湾製ですがPF-505Eプレストが総洋銀製ですね
コメントを見て、確かに総洋銀製は作っているメーカーは少ないですね
できれば総洋銀でのフルハンドメイドなんてものを作るメーカーがあればいいのですが・・・
今所有しているイワオフルートに無理を言えば作ってもらえそうな感じはしますが(そういえばサクライフルートもそんなフルートをオーダーで作るなんてことを聞いたことがあります)
まぁでも頭部管銀製のハンドメイドくらいの値段がするんだろうな

Re: No title 

たくさん

> 勝手にレポートしてしまいすみません

そんなことありません。すごく興味深いレポートでありがたいです。ハンドメイドの製作技術で総洋銀製のフルートを作ってもらうのが一番いいんでしょうが、おっしゃる通り値段は高そうです。製作の手間ひまは変わらないんですから。

総洋銀製フルート 

興味深い議論を喜んで拝読しました。

私は20年ほど前に三響で作製して頂きました。
私の楽器はMarcelMoyseのモデルを90%近くコピーしたものだったので、オプション料金がけっこうかかりましたが、一般的なモデルの総洋銀ということならハンドメイド総銀と同じ料金を払う覚悟があれば可能ではないかと思います。(材料費は銀製と言ってもたいしたことはないのです)

もっとも、三響では洋銀リップ、ライザー、チムニーのパーツは無く、その部分は銀製となりました。
リップ、ライザーまで洋銀ですと、強いアタックで吹いてもうまく反応しにくいなどのデメリットもありますので、これはこれで良いかと思っています。
この楽器は当時、三響が「白銅」ではなく亜鉛も含まれた洋銀パイプを持っているとの情報を得たので作る決意をしました。
大いに気に入って使っております。

ご参考になれば幸いです。

http://www.geocities.jp/marcelmoyse/Sono_mlg_couesnon_02.html

Re: 総洋銀製フルート 

Sonoreさん

ようこそいらっしやいました。

Sonoreさんの記事を読ませていただきました。愛用なさっているフルートの写真を拝見しますと相当丁寧に作られたフルートですね。確かに銀と洋銀の材料費の差はそれほどではないので、現在の洋銀フルートと銀のフルートの価格差は作りの差とも言えます。洋銀でハンドメイドフルートを作ったら、きっと良い音がするのではないかと私が思っていたことが確認できたように思います。

> リップ、ライザーまで洋銀ですと、強いアタックで吹いてもうまく反応しにくいなどのデメリットもありますので、これはこれで良いかと思っています。

これはとても興味深いです。マテキが洋銀管でフルートを作った時も、頭部管は銀製にしたと聞いたことがありますが、そういう理由だったんですね。初心者用の総洋銀フルートが、このあたりの課題をどう解決しているのか興味津々です。

 

さっそくリコメントいただき恐縮です。
この楽器は変則的な(マテきも採用していたと記憶していますが)オフセットなので冶具を新に作製する費用までかかってしまいました。こんなことするならCouesnonの本物を探したら?と、少々面倒くさがられましたが、仕上がりは満足の行くものでした。
管厚はコンマ4程度なのでCouesnonよりは薄めです。大きくない会場では問題ないのですが、広い場所で大きな編成の中では少々問題が出そうです。
Youtubeに自分の演奏を少しアップしてあり、そのほとんどがこの楽器です。Sonorekirioのチャンネルですのでお暇な時にでもどうぞ。
(ゴセック、フォーレはまだ慣れていない時期のCouesnon)

>頭部管は銀製にしたと聞いたことがありますが

MoyseもCouesnonのボディーに別の銀製頭部管の組み合わせで演奏していましたからね。
現在はCouesnonも持っておりますが、アタック部分にインパクトを与えるのはリップ、ライザー銀の三響の方が楽です。総銀製を吹くのと同じようなアプローチで可能です。

日本には総洋銀のエントリーモデルにとても優秀な楽器があり恵まれていますが、実はエントリー奏者はむしろ銀製の楽器のポテンシャルに助けられる要素も多く、エントリーとは価格だけを指している面もあります。総洋銀の楽器をきちんと鳴らして能力を出してあげられるのは、むしろもう少しスキルの高い奏者かもしれません。

総洋銀のハンドメイドという楽器を巷のフルート吹きが体験し評価する機会はほとんどありませんので、残念なことだと感じております。

私の「個人の感想(笑)」ですが、しっかりと作られた洋銀のフルートは、色彩のパレットは最も多彩で、グラデーションも豊富だと感じています。この武器を効果的に利用できれば非常に表現力豊かな楽器ですが、パワーで押し出して使おうとしても、言うことをきかない、へたれてしまう可能性が大きいと思います。
また昨今流行の初心者でも大きな音が出しやすい歌口を洋銀ボディーにつけても前述の色彩感は得られにくいとも思います。実際に某社の最近のエントリーモデルを試奏してみたところ、完全にボディーが飽和状態になり大きな音がするものの、段階的なグラデーションは困難でした。

Re: タイトルなし 

Sonoreさん

> さっそくリコメントいただき恐縮です。

いえいえ、こちらこそコメントありがとうございます。帰宅してすぐなので、まだYouTubeは聞いていませんが、じっくり聞かせていただきますね。


>実はエントリー奏者はむしろ銀製の楽器のポテンシャルに助けられる要素も多く、エントリーとは価格だけを指している面もあります。総洋銀の楽器をきちんと鳴らして能力を出してあげられるのは、むしろもう少しスキルの高い奏者かもしれません。

これは私もそう感じています。最近のヤマハのエントリーモデル(総洋銀の200シリーズ)は歌口の所が亜鉛も入った洋銀で、管体の白銅と使い分けているようです。実際に頭部管銀の311の方が鳴らしやすいです。どちらにしても、エントリーモデルの洋銀の管体は表現力は劣ると私も思います。
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