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フルート全般

洋銀フルートは音程が悪い?

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ブログ上でお付き合いいただいている方から興味深いことをご提示いただきました。それは「総銀フルートよりも洋銀フルートの方が音程のコントロールに苦労する」というものです。この方は、いくつかのメーカーの総銀フルートを試奏して、総銀フルートは音程のコントロールに苦労しないのに、自分の洋銀フルート(ヤマハYFL211)を吹くと音程が悪いとブログに書いていらっしゃいました。

最初は楽器の調整不足が原因なのだろうと思いました。奏法の問題であるなら、どの材質のフルートを吹いても同じように音程が良くないはずです。でも、そう考えているうちに、ふと思いついたことがあります。

フルートの音程を決めるのは、トーンホールが管のどの位置にどの位の大きさで開けられているかということです。これを「スケール」と言いますが、これがフルートメーカーによって微妙に違うのです。フルートのスケール設計は、大別すると「伝統的スケール」と「クーパースケール」に分かれます。伝統的スケールは、フルートらしい音色を持っているが、音程には独特のクセがあり、クーパースケールは音程は正確だけれども音色の面では難があると言われています。

伝統的スケールのフルートメーカーは、ムラマツ、サンキョウ、ミヤザワ。クーパースケールのフルートメーカーは、ヤマハ、パール、アルタスといったところです。アルタスは、クーパースケールにさらに手を入れた独特のスケール設計をしています。それぞれのスケールで音程のクセが違いますから、正しい音程で吹こうとすると吹き方を違えないと合いません。

ヤマハは、ある時期に伝統的スケールからクーパースケールに移行しました。この方が音程のコントロールに苦労するという洋銀フルートは、ヤマハYFL211ですが、製作年からすると、クーパースケールの楽器だと思われます。

実は、そこからが問題なのです。大メーカーのヤマハさんですから、これから書くことは勘弁していただくとして、クーパースケールで作られたパールと比較すると、ヤマハのスタンダードモデルは、左人差し指のCisキーとトリルキーの設計が中途半端なのです。というより、ここだけは伝統的スケール設計のままだと言ってもいいかもしれません。

伝統的スケール設計のフルートはCis(ド♯)の音程が高めになるのです。これを低めにコントロールして正しい音程にすると、今度はEが低くてどうしようもなくなります。これは伝統的スケールのフルートに共通したクセなのですが、総銀製のフルートは、このクセがはっきり表れないように修正してあります。私は昔のムラマツの総銀フルートを吹いていましたが、このフルートは、このクセがはっきりしていました。ところがDSを試奏した時は、このクセが感じられなくて、その進歩に驚いたことがあります。もし、DSでもCisの音が高いようなら、奏法の問題もあるかもしれません。

価格面を考えたら、ヤマハYFL211は、とてもよくできたフルートですが、この部分だけは仕方がないかなと思います。音程が気になりだしたら、そろそろ総銀製フルートに買い替えても良いかもしれません。

蛇足です。

おもしろいのは、伝統的スケールのムラマツやサンキョウは、大音量の出る頭部管が着いています。パールは基本的に音色重視の頭部管が高評価を得ています。PHN-1の音色は素晴らしいのですが、音量を出すのは難しいのです。パールなら、音色と音量のバランスが一番取れているVC頭部管がお勧めです。
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NoTitle 

たかさん、こんにちは。
興味深く読ませていただきました。
音程で苦労している眠眠です。

その後、ようやく総銀を手に入れ、自宅という同じ環境で吹いてみることができました。
(「試奏」というのは、やっぱり相当緊張して吹いてるんですね)
以下、初心者(経験9ヶ月弱)の話としてお読みください(すみません)。
『洋銀くん』=ヤマハYFL211(年代不明・見た目ピカピカの中古) 
『総銀くん』=ムラマツDS(新品)で、変換してください。
その他の機種には当てはまらないかもしれないので……

結論としては、家で吹いてみたら、洋銀くんほどではないですが、総銀くんでもCisは高めに出ました。
油断するとEも下がるので、私、まだまだ奏法に問題ありのようです……

それでもやっぱり、Cisのコントロールし易さは違いました。
総銀くんは反応がよいので、音程を上げ下げし易い気がします。
頭の中でイメージしてる音に、持って行き易いのです。
これは『総銀』というより『ハンドメイド』の特性なのかもしれませんね。

あと、洋銀くんと総銀くんではCキーの高さが、かなり違いました。

 洋銀くんが高い、総銀くんが低い。
 洋銀くんで♯Cを吹きながらゆっくりCキーを下げてみたら、ちょっとずつ音程が下がるので、
 ここに、ちょっとした違いがあるのかなと思いました。
 でも、洋銀くんのCキーを下げていくと、ちょっとずつ音色が悪くなります。
 音程と音色の兼ね合いで、この高さが私の洋銀くんのベストと、メーカーは判断されたのでしょうか。
 それともこの高さは、調整でなんとかなるのでしょうか?
 もうひとつ、考えられるのが、私の楽器のタンポのヘタリです。
 (洋銀くんは中古なのでタンポの状態は、そんなによくないです)

春頃には、洋銀くんを再度調整に出しますので、
今度は細かく注文して出してみて、戻ってきたものと吹き比べてみます。

※初心者のあさはかさで、見当違いのことを書いてたらご容赦ください。
 美しい音程でメロディーが奏でられるよう、精進します!

Re: NoTitle 

眠眠おばちゃんさん

まずはDSご購入おめでとうございます!

Cisが高めでEが低いのはフルートの音程のクセなので、これを修正する奏法を身につけることが必要なのです。フルーティストなら誰でも通らないといけない道ですから、コントロールしやすい総銀フルートで、ぜひがんばってください。DSで音程のコントロールを磨けば、211でもコントロールできるようになるはずです。

211にハンドメイドフルートなみのタンポ調整を求めると新品がもう一台買えるんじゃないかというくらいのお金がかかると思います。でも大事に使いたいのであれば、それもありだと思います。通常のタンポ全交換だと、2万円~だと思います。

キーの高さが音程に関係することを発見なさるとは鋭いです。キ―の高さを低くすれば音程が下がるのは、その通りです。音抜けは悪くなりますが…。同じ理由でリングキーの穴をプラグで塞ぐのも音抜けが悪くなります。これも総銀フルートよりも洋銀フルート(211のリングキー版の281)の方が明らかに音抜けが悪いのです。

私も眠眠さんのおかげで大事なことを思い出せました。

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