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 ←吹奏楽の中でのフルートの役割 →フルートEメカニズム考~その2
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フルート・本体

フルートEメカニズム考~その1

 ←吹奏楽の中でのフルートの役割 →フルートEメカニズム考~その2
 フルートのEメカニズムとは何なのでしょうか?下の二本のフルートの写真(※ヤマハ提供)の黒丸で囲った部分をご覧ください。

P1010611.jpg

キーカップとキーカップの間にバーがあるかないかが、おわかりのことと思います。下の写真がEメカニズム装備のフルートです。

 このメカニズムがあると第3オクターブのE(ト音記号の五線譜の上第3線)の音を発音することが容易になります。なぜそうなるのかと言うと、フルートの第3オクターブは運指が複雑で、第1・2オクターブのEの運指から中指だけを離します。この時にキーカップが二つ同時にオープンになりますが、実はオープンになるのは、一つだけの方が理想的なのです。分かりやすく、高音域Eの運指の写真と高音域Fの運指の写真をご覧ください。

写真①高音域3Eの運指(本来は指で押さえるキーを輪ゴムで押さえてあります)
P1010613.jpg

写真②高音域3Fの運指(本来は指で押さえるキーを輪ゴムで押さえてあります)
P1010612.jpg


3Fはキーカップがひとつしか開いていないのに、3Eはふたつ開いています。これが原因で3Eの音が発音しづらくなっています。Eメカニズムは、この欠点を解消し、ひとつだけ開くようにしたものです。(本当はEメカのついている楽器で同じ写真が撮れれば良かったのですが、私はEメカ付きのフルートを持ってません。あしからずご了承ください)

 このEメカニズムは、フルートの構造が複雑になるため、どうしても費用が余分にかかります。その相場は洋銀クラスのフルートで2万円位、総銀製で5万円前後アップします。そのため、各メーカーともオプション扱いになっていますが、カタログを見ると面白いことに気づきます。というのは、総洋銀製の入門用と思われる10万円以下のフルート(カバードキー)には、Eメカニズムが標準で付いているのです。なぜでしょうか?

 フルートを習い始めると最初にハ長調の音階を習います。その時に3Eの音が出しづらいとレッスンが進みません。上手に吹けるようになれば、Eメカニズムがなくても音が出せるようになりますが、そうなるためには時間がかかります。最初の段階で3Eの発音でつまづくよりは良いだろうという考えでしょう。Eメカニズムの需要は大きいのです。

 ところが、ヤマハフルートの最廉価版(と言っても6万円台ですが)のYFL221にはEメカニズムが付いていません。この楽器はEメカニズムの付いているYFL211からEメカニズムを省略して、その分を安くしたものです。初心者を意識した楽器なのにEメカニズムを省略したのは、おそらく第3オクターブを滅多に使わない小学生が使う事を考えたのかもしれません。

 しかし、私は221と211の両方を吹きましたが、Eメカ無しでも3Eの音は十分に出し易くなっています。はっきり言って20年前の私のアルタスよりも、3Eの鳴るポイントが広くなっています。大人の方がフルートを始める時に、Eメカ無しのこの楽器を使っても十分でしょう。私が使っているYFL281は、このクラス(10万円以下)で国内唯一と言ってもいい、リングキーのフルートですが、やはり同じように3Eのポイントが広く鳴らしやすく感じます。

 ただ、Eメカがある方がより鳴らし易くなるのも確かです。マイファーストフルートを選ぶ時に、Eメカについてどう考えるかについては、次回述べようと思います。

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~ Comment ~

YFL-221 


私は学生時代にYFL-211Sを吹いていたので
もともとEメカがついていたものを吹いていました。
当時は有る無しにこだわったわけではなく、選んだら付いてきたのです。
当時(1980年代)では周りの方がヤマハを購入しており、学校の楽器も同じだったので、別のメーカーの選択肢など元からないという状況でした。
(余談ですが・・・昔に流行った「吹奏族」とかで練習会場に集まった際に上手い人の楽器を見ると真っ黒の楽器でメーカーを聞くと「ムラマツ」との答えだったので、ムラマツ=上級者というイメージがそのときに刷り込まれました(><)、もちろんその人はリングキーでEメカなしでした)

その後、10年程度吹いていたのですが、さすがにオーバーホールをしないといけないなと思いヤマハへ持ち込んだところ
リペアマンにオーバーホールするくらいなら新品を購入したほうが安いといわれYFL-221SⅡを購入

購入時に試奏した印象は、よく鳴る楽器だと感じ
3Eや3FISなども楽に鳴らせました。
(おっしゃるように鳴るポイントが広いと思います)

たかさんのYFL-221への推測は概ねそのとおりだと思いますが、YFL-211程度の楽器でオーバーホールするくらいの値段(値引きがあってですが)で購入できるYFL-221を勧められた人も多いのかなと思っています。

Eメカについて 

Eメカについて私が感じていることを少しコメントさせてもらってもよいでしょうか。
多少過激な意見になるかもしれません(笑)

Eメカについては、人によって 色々 意見が分かれるようですが、
クローズドG#の構造上の副作用のようなものですから、
音響的に本来閉じるべきキーが閉じていない という問題を解消する為に、
Eメカ付を選ぶ というのは基本的に賛成です。

「Eメカが無くても3Eの音は出るから要らない」などというコメントを目にすることが
ありますが、全く何の参考にもならない 無意味な意見だと思っています。

もっとすごいのは、
「Eメカ無しの方が、Eメカ付きより、3Eの音が出しやすい」などという意見も目にしたことがあります。
これは、まさに 自分の奏法に問題がある ことを告白しているようなものだと思います。
まぁ、どのように比較したのか知りませんが(笑)

だからと言って、私自身 Eメカ 絶対必要主義者ではありません。

3Eに限らず、音程、音色のコントロールが奏者に求められる部分は非常に大きく、
フルートを演奏をする上で非常に大きな課題であり、これを克服する為の
努力を怠って、すぐれた演奏など出来るわけがないと思うからです。

NoTitle 

私もEメカ付きを使ったことがありません…まぁ、たまたまなのですが。
おっしゃるように大人が自分のペースで練習するのなら、無くても良い機能かも知れないです。中学生や高校生のように短期間でそれなりに吹けるようにならなくてはいけない場合は、有り難い機能なんでしょうねぇ。

ところで、私が最初に使ったのもヤマハの221です。記事を読んで久しぶりに吹いてみましたが、値段の割に…と言ってしまって良いのか分かりませんが、満足度の高い楽器ですね。今は古いパールの楽器をメインで使っていますが、ひょっとすると音色は221の方がセッションに向いているのかも!なんて思ってしまいました。
ただ、鳴るポイントが広い分、古いパールに比べて息がたくさん要るような気がしました。気のせいかな?

Re: YFL-221 

たくさん
 
 YFL221の情報ありがとうございます。

 一昔(いや、二昔)前のフルートはEメカの有る無しで、音の出やすさが違っていたんです。当然、Eメカ無しのフルートを吹ける人が上級者なんてイメージもありましたよねえ。新しい221を吹いた時は、こりゃあほんとにEメカいらないやと思ったものです。

 私は、頭部管銀のモデルからフルートを始めた方がいいと思っているんですが、ヤマハのYFL311は自動的にEメカが付いて来るんですよね。あっても困るもんじゃないので、それでいいかと思っているんですが、出来たら221の頭部管銀モデルとか出して欲しいなあと思ってます。

 でも今は、Eメカが付いていないと売れないんだそうです…。総銀製のハンドメイドモデルでも、Eメカがほぼ標準になっているメーカーも複数存在してますから。ちょっと不思議な現象だと思います。

> 私は学生時代にYFL-211Sを吹いていたので
> もともとEメカがついていたものを吹いていました。
> 当時は有る無しにこだわったわけではなく、選んだら付いてきたのです。
> 当時(1980年代)では周りの方がヤマハを購入しており、学校の楽器も同じだったので、別のメーカーの選択肢など元からないという状況でした。
> (余談ですが・・・昔に流行った「吹奏族」とかで練習会場に集まった際に上手い人の楽器を見ると真っ黒の楽器でメーカーを聞くと「ムラマツ」との答えだったので、ムラマツ=上級者というイメージがそのときに刷り込まれました(><)、もちろんその人はリングキーでEメカなしでした)
>
> その後、10年程度吹いていたのですが、さすがにオーバーホールをしないといけないなと思いヤマハへ持ち込んだところ
> リペアマンにオーバーホールするくらいなら新品を購入したほうが安いといわれYFL-221SⅡを購入
>
> 購入時に試奏した印象は、よく鳴る楽器だと感じ
> 3Eや3FISなども楽に鳴らせました。
> (おっしゃるように鳴るポイントが広いと思います)
>
> たかさんのYFL-221への推測は概ねそのとおりだと思いますが、YFL-211程度の楽器でオーバーホールするくらいの値段(値引きがあってですが)で購入できるYFL-221を勧められた人も多いのかなと思っています。

Re: Eメカについて 

かんたさん

 Eメカについて率直なご意見をありがとうございます。Eメカ無しの楽器でも3Eの音が出しやすい楽器はあると思いますが、Eメカ無しの方が出しやすいとは???…ですね。

 私の昔の間隔では、Eメカ付きだと音色の表現に幅が無くなるのではないかと思っていた時があります。ところが最近試奏したEメカ付きのフルートは、全然そんなことありませんでした。私が選んだパールは、その典型です。ヤマハの221に限らず、パールマエスタのEメカ無しでも、3Eの音が出し易くなっていて、Eメカ付きを選ぶメリット、Eメカ無しを選ぶメリットが、はっきりしなくなっていると思いました。

 おっしゃる通り、奏者の技量・努力の問題だと思います。明日の記事でアップしようと思いますが、「音響的に本来閉じるべきキーが閉じていないという問題」を持つ音は3Eだけではなくて、3Fisもそうなんです。こちらは、Fisメカなんてありませんから、まさしく奏者の側でなんとかしなくてはならないんですね。
 

Re: NoTitle 

春子さん

>中学生や高校生のように短期間でそれなりに吹けるようにならなくてはいけない場合は、有り難い機能なんでしょうねぇ。

これは本当にその通りです。中学・高校の吹奏楽は♭のついた曲をたくさんやります(しかもきちんとした奏法をあまり身につけないで…)ので、Gdurなんて、たまにしかやりません。3Eなんて普段練習しませんから、そういう曲をやるときには便利なんですよね。

> ヤマハの221は、鳴るポイントが広い分、古いパールに比べて息がたくさん要るような気がしました。気のせいかな?

 これも気のせいじゃないと思います。私のヤマハ281も同じ傾向ですから(笑)この間、シング・シング・シングの合奏をやったのですが、このアレンジにはフルートのアドリブソロが入っています。ヤマハ281の音がぴったり!でした。問題はアドリブがうまくできない私にあります。コード進行は頭に入っているんですが、いざやってみると???でした。アドリブを前もって譜面に書いておこうかなあ…。
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