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 ←「復興」 →奏者と指揮者の聞こえる音の違い
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スクールバンド運営

卒業式の演奏は立派でした

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3月12日は私の勤務校で卒業式がありました。高校入試の臨時休業のために、卒業式用の曲は、ちゃんとした練習が出来ないまま、この日を迎えてしまいました。前日の卒業式予行の前に合奏したのは入場の時に演奏するエルガーの「威風堂々」を30分ほどのみ。後の曲は全くと言っていいほど合奏できませんでした。このひとつ前の記事に書いたように、定期演奏会で演奏する「復興」の合奏練習をしていたからです。

「入退場の曲ができればいいか…」私は心の中でそう思いました。今までは「卒業証書授与」で卒業生がひとりひとり名前を呼ばれる時に、BGMとして演奏をしていたのです。予行後に卒業式の司会の先生から「CDより生演奏の方がいいんだけどね」と言われました。

「どうする?」

そう聞いても誰も何も答えません。確かに生演奏の方が良いに決まっています。でも下手な演奏でも迷惑をかける…。子ども達には決められないのはわかりました。

「よし、それじゃ今日の午後、出来る限りの練習をしよう。それでダメだったらあきらめよう。努力する前からあきらめるなと普段から言っているしね」「ハイ!」そう、解決策はひとつしかないのです。一生懸命練習をして良い演奏にする。これしかありません。そこから子ども達は必死になって練習を始めました。卒業式当日の朝も7時30分に集合。高校の場合、遠くから通学している子もいますので、そういう子は大変だったと思います。卒業式の始まるギリギリまで、練習をしていました。

「卒業生入場」の声とともに「威風堂々」の演奏が始まりました。私は何度か経験していますが、吹奏楽の演奏が上手く行くと、会場がシーンと静まります。これから式が始まるという意識をみんなが持ってくれるのです。ところが、演奏が下手だと、そういう雰囲気になりません。録音された演奏は演奏そのものは上手いのですが(当たり前)、会場全体の雰囲気は、生演奏の時とは違います。私は今まで何度かそういう経験をしてきました。

「威風堂々」の演奏が終わると、会場の空気がピーンと張りつめました。「ああ、上手く行ったんだな」とその時思いました。続いて卒業証書授与の呼名…。昨日しか練習していない曲を続けて4曲演奏しなくてはいけません。これもなんとか上手くいきました。「すごいぞ、みんな」そして卒業式が滞りなく終わりました。退場の曲は「We are all alone」です。何十分も吹かないでじっと待っていた後に、いきなり吹くわけですから、出だしの音がとても大事です。きれいなCの和音が鳴りました。昨日、あれだけ合わなかったのに…。

「精一杯の演奏が出来たね。みんな良くがんばったよ」

卒業生が退場してから私はそう声をかけました。
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