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吹奏楽全般

プロ吹奏楽団の財政状況

 ←フルート総論…10.フルートの材質と音色の関係 →小澤征爾さんが休養するそうです
 2012年1月下旬に大阪市長の橋下徹氏が、大阪市音楽団の廃止を検討するということがニュースになりました。これをきっかけにプロ吹奏楽団の財政状況はどうなのか、勝手に考察してみたいと思います。

 大阪市音楽団の経費は、その9割を大阪市が負担しているそうですが、その費用は年間4億3千万円と言われています(報道機関によって多少の差があるようです)。ということは総額は4億8千万円弱!すごい金額ですが楽団の運営費用を考えるとそんなに高くはないと私は考えます。

 大阪市音楽団のホームページhttp://www.shion.jp/gakuin/gakuin.htmlによると、現在の楽団員は音楽監督を含めて40名です。これに運営面のスタッフが8名で、48名規模の会社だとお考えください。1人当たりの平均給料が500万円だとして、人件費だけで2億4千万円です。大雑把な計算で申し訳ないのですが、会社を運営することを考えると、およそ人件費の倍の収入がないとやっていけませんから、大阪市音楽団の場合は、4億8千万円の運営費用がかかるということになります。つまり楽団の運営費用としては妥当な金額なのです。

 では、実際の興行面ではどうでしょうか。演奏会は練習やリハーサルもありますので、月に4回位しかできません。年に50回程度です。4億8千万円を稼ぐためには一回の演奏会で960万円の純利益が必要です。演奏会を開くためには、この他にも会場借用料、著作権料、印刷費などの必要経費もかかりますから、それを400万円と見積もると、約1400万円の収入が必要です。1500人入るホールを満席にしたとして、一人あたり9千円以上の入場料が必要です。これは気軽に音楽を危機に行ける金額ではありません。それに優秀な音楽家は年収500万円では雇えません。これは元々非現実的な計算なのですが、何が言いたいかというと演奏会の収入だけでは楽団は維持できないということがいいたいわけです。

 興味深いのは、東京佼成ウインドオーケストラの正団員は32名、シェナウインドオーケストラも32名です。実際はこれよりも多い人数で演奏会を行っていますが、それらの人々は、いわゆる「トラ」(臨時雇い)なのです。人件費削減の一環なのでしょうが、それだけ楽団の経済面は厳しいということです。大阪市のように全面的に援助されていても、首長が変わるといきなり援助が打ち切られる可能性があるわけですから、私は楽団が自主運営できるようにしていかなくてはならないと思います。とても難しいことではありますが…。

追記:大阪市営バスの運転士の給与引き下げは決まったようですが、大阪市音楽団の件については、その後の続報が入ってきません。このことから推察すると検討は進んではいないのでしょう。そう簡単に廃止できるものでもないでしょうからね。
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