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フルート総論

フルート総論…1.ベーム式フルートの理想

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 当ブログは日記形式ですので、その日その日に私が思ったことを、つらつらと書くやり方でやってきました。そのため体系だった論理の展開がなくて、理解しにくい面があったと思います。特にフルート関係でいらっしゃる方の中には、あちらこちらのページをご覧になっている方も多く、ちょっと恐縮しています。そこで、今までバラバラに述べてきたフルート関係の理論的なことを、体系だてて纏めようと考えました。もちろんこれはアマチュアである私が今まで学んだことを纏めたものですので、そこはご了承ください。なお、この論を纏めるに当たり、さまざまな方からご教授いただいたことに感謝申し上げます。


1.ベーム式フルートの理想

 現在のフルートのキーシステムを考案したテオバルト・ベームが、どんな経緯でフルートの改良に踏み切ったのかはさまざまな文献に散見されます。Wikipediaの記述がわかりやすいと思いますので、詳しくはこちらをご覧ください。→wikpedia-フルート 当ブログの読者の方からもご指摘いただきましたが、ベームは当初、すべてのキーがオープンの状態にしておくオープンキー(Gisオープン)を理想としていました。これをリングキーと組み合わせましたので、現在のフルートで、ベームの理想に最も近いのは、オフセットリングキーC足部管・オープンGisということになります。もちろんEメカニズム等はついていません。

 私は、このオープンGisのフルートを御厚意で吹かせていただいたことがあります。実に鳴らしやすく美しい音色の出るフルートでした。高音域のEの音は、通常の高音Eの運指に左手小指のキーを押さえれば、Eメカニズムと同じキーアクションになります。さらにびっくりしたのは、理想のキーアクションでないはずの高音Fisの音まで出しやすくなっていました。これは裏のGisトーンホールがないためだと思われます。このあたりの詳細な考察については、こちらの記事をご覧ください。
フルートEメカニズム考~その1
 フルートEメカニズム考~その2
 なんでフルートのキーシステムがこんなに問題になるのだろう

 ベームが理想としたキーシステムの改良を纏めると、
  1.音量の増大のためにトーンホールを大きくした。
  2.より正しい音程を得られる半音が出せるようにするためにトーンホールの数を増やした。
ということが挙げられるでしょう。私はどんなシステムも「一長一短」があると思っていますので、これらの長所を得た代わりに生まれた短所も挙げておこうと思います。
  1.トーンホールを大きくしたために音色にも変化が生まれた。
  2.トーンホールの数を増やしたために、それまでのフルートとは指使いが大きく異なった。

 1.については、時間がかかりましたが、ベーム式フルートの音色が受け入れられるようになりました。何よりも現代では収容人数の多いホールで、大人数のオーケストラで演奏する必要がありますから、音程が正しく音量豊かなベーム式フルートに移行したのは、自然の成り行きかもしれません。ちなみにベーム式は他の木管楽器のキーシステムにも影響を与えたそうです。クラリネットは成功したそうですが、オーボエはうまくいかなかったそうです。
 2.が、現代のフルートにさまざまなキ―メカニズムが存在する原因になっていると思います。一番受け入れられなかったのが、オープンGisシステムでしょう。基本運指の「ソ」を吹く時に、左手小指を押さえなければならないというのは、他の木管楽器ではあり得ません。それまでのフルートもそうですし、リコーダーでもそうです。そこで生まれたのが、クローズGisシステムです。このシステムのフルートが現在もっとも普及しています。運指がわかりやすくなったのは長所ですが、そのぶん、Gisのトーンホールを二つ持つことになり、これが弊害も生み出しました。それが、さまざまなキーメカニズムを生むことになったと思われます。それについては次回以降に述べたいと思います。

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