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フルート総論

フルート総論…2.Eメカニズム

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2.Eメカニズム

 前稿で述べたように(詳しくは→こちら)、オープンGisシステムの少しややこしい指使いをやり易くしたのが、クローズGisシステムです。これによって発生したのが、高音Eの時にトーンホールが二つ開いてしまうことでした。高音域(3D~3G)は、中音域のキーアクションに倍音の変わり目となる位置のトーンホールを一つ開けるのが理想です。簡単に言うとオクターブ上げるためのキーアクションです。二つ開いてしまっては倍音がうまく変わらなくなります。このため第3オクターブのEの音が、かなり出しにくくなりました。

第3オクターブのFisも同様に二つトーンホールが開いてしまいますが、ベーム考案のオープンGisシステムでも、この音のキーアクションは同じですので、大して問題にならなかったのでしょう。ただし、私の試奏の印象だと3Fisの音もクローズシステムの方が少し出しにくいという印象でした。このため、Fisメカニズムをオプション設定しているメーカーもあります。当ブログにFisメカ付きのフルートを吹いていらした方からコメントをいただきましたが、その効果は抜群だそうです。でもキーの機構が複雑でメンテナンスが大変なのだそうです。

 話を元に戻します。つまり、クローズシステムにすることによって、3Fisが出しにくいだけではなく3Eまで出しにくくなったわけです。これがEメカニズムが生まれた原因でしょう。Eメカニズムを付けることによって、ベーム式の理想のキーアクションに戻そうとしたわけですね。

 ところが、このEメカニズムにも短所があります。右手中指のキーを押さえるとGisのトーンホールも閉じてしまいますので、いくつかのトリルの音に影響を及ぼしてしまうのです。Eメカニズムの影響がはっきりわかるのが、高音Es/Eの半音トリルと高音G/Aの全音トリルです。Es/Eトリルの方は左手小指を押さえたままで左手薬指をトリルすれば(これはトリルがやりずらい運指ですが)、音の方は満足できます。しかし、G/Aトリルの方は変え指ではなかなか満足できる音が出ないのが実情です。
 これについては以前にこんなことを述べました。→フルートEメカの泣き所~G/Aトリル この記事で私が言いたいことを要約すると、管弦楽(もちろん吹奏楽も)ではEメカ付きのフルートの弱点が、はっきり現れる曲を演奏しなければならないことがある、ということです。
 
 そこで、Eメカニズム発祥のドイツでは、この弱点を解消するべく別のメカニズムを新たに付けました。それがG/Aトリルキーです。EメカニズムがついていてもG/Aトリルを可能にするメカは、他にもあります。Cisトリルキーがそうです。次回は、これらのトリルキーについて述べたいと思います。


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オープンG♯の方が高音F♯が出やすいというのは、楽器の個体差では?

Re: タイトルなし 

「オープンG♯の方が高音F♯が出やすいというのは、楽器の個体差では?」と投稿してくださった方、コメントありがとうございます。でもHNを入れていただけるとありがたいです。次回、コメントいただけるようでしたら、ぜひHNもお願いします。そうでないと、レスの時にお呼びしにくくて(笑)。

さて、御質問の内容ですが、たしかに楽器の個体差ということも考えられます。ただ、試奏したのは、パールマエスタとアルタス907のオープンGisです。これをそれぞれ私が所持しているマエスタとアルタスのクローズGisと比較しました。個体差と思えないほど違いがありましたので、こういう結論になりました。

私はいろんなメーカーのクローズシステムの楽器を試奏してきましたが、そのどれよりも、この二本のオープンシステムのフルートの3Fisは出しやすかったのです。

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