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フルート・本体

改めて頭部管銀のフルートについて考える

 ←クラリネットは閉管ってどういうこと? →新しいフルートがやってきました。
 フルートを本格的に始めるのなら、頭部管銀のモデルを買うのがいいというのが私の考えです。もちろん、総洋銀製やリップ銀のモデルにも、いい楽器があります。でもそんなに多くのメーカーがこのタイプを作っているわけではないので、選択の幅が狭くなってしまいます。また、管体銀のモデルは、国内の多くのメーカーが作っていますので、選択の幅はあるのですが、初心者にはちょっと鳴らしにくいと思います。

 頭部管銀のモデルであれば、比較的鳴らしやすく、音色も総銀のものに近くて表現力もあります。初心者から中上級まで使えると思います。実は私がフルートの買い替えを考え始めた昨年、ムラマツのEXモデルのH管をオーダーしました。楽器屋さんの手違いで、ムラマツにはオーダーが入っていなかったことがわかり、やっぱり総銀製にしようと気が変わったのですが、そのくらい出来がいいのです。買い替えを考えずにフルートを買うなら、迷わずこの頭部管銀モデルがいいと断言しちゃいます。

 この頭部管銀モデルですが、各メーカーからいろいろなモデルが出ています。価格も13万円程度から25万円くらいのものまであって、どれを選んだらいいのか迷ってしまいます。具体的に列挙すると、

 15万円弱…ヤマハYFL311・パールドルチェPF665
 20万円弱…ヤマハYFL514・アルタスA907・ミヤザワアトリエⅠ
 20万円超…ムラマツEX・サンキョウエチュード・パールドルチェF6750・ミヤザワレガシーⅠ(リップライザー9K)・その他、イワオ・サクライ・ナツキ等でも、この頭部管銀モデルを作っています。

 どれがいいのか迷ってしまうところですが、どういう目的でフルートを始めるのかで選ぶフルートも変わってくると思います。レッスンについたりして個人で楽しむのが主なのか、フルートアンサンブルなども楽しみたいのか、吹奏楽やオーケストラでの大人数の合奏をやりたいのか、という目的で選ぶフルートが変わってくると思います。まあ、音色重視か音量重視かといっても過言ではないと思います。

 大人数の合奏では、どうしても音量が必要になってきますから、音量の出るフルートの必要性は高いのです。ましてや、演奏する場所は1500人前後の大ホールである場合が多いのですから、なおさらです。音量の出るフルートは音色が犠牲になることもありますが、それでも吹いてみたところでは、音色もまあまあです。音色重視のフルートで音量を出すのは難しいと思います。

 オーケストラや吹奏楽でやるなら、音量タイプのフルートがいいでしょうね。ヤマハかムラマツかサンキョウといったところだと思います。ムラマツは楽器の作りが精密過ぎて、楽器の扱いに慣れていないとすぐ故障してしまいますから、そこは気をつけた方がいいでしょう。ヤマハは歌口のカットがCY頭部管の311の方が上達が早いと思います。CY頭部管は上級モデルにも使われていますから、初心者用というわけではありません。。いずれは上級モデルに買い換えるのなら、ヤマハYFL311がコストパフォーマンスが高いと思います。20万円弱のモデルではミヤザワのアトリエⅠが良いと思います。私の教え子には、これを勧めてました。腹圧の弱い(体のできていない)段階から、ある程度上達してからでも使える楽器です。ムラマツやサンキョウは初心者のうちは鳴らすのが難しいと思います。

 ちなみに、質が良くてもっとも安価な楽器は、あちらこちらのサイトで言われていることなのですが、ヤマハのYFL221(68250円)です。よくこの値段でフルートが作れるなあと感心しています。だってフルートをオーバーホールに出すと6万円くらいかかるんですよ。それで新しいフルートが一本買えるのだから、すごいことです。

 私も同じ作りの281を使っています。随所にコストダウンの跡がみられるものの、よくできたフルートです。311もそうですが、フルートを吹く体ができてきたら、ちょっと物足りなくなるかもしれません。それはフルートのメンテナンスで数万円かかる頃になるでしょう。このフルートには裾野を広げたいというメーカーの良心が感じられます。

追記:
 先生についてフルートを始められる方は、その先生のお勧めのフルートを買うのが賢いと思います。先生によっていろいろな流儀がありますから、流儀の違うフルートを買ってしまうとレッスンの際に何かと不都合があるかも知れません。
 大抵の先生は生徒さんの楽器に合った指導をしてくださると思いますが、ヤマハのフルート教室ではヤマハのフルートばかりだったり、パールを使っていらっしゃる先生のお弟子さんはパールばかりを使っていたり(かなりクラシカルなレガートという頭部管を使わせていたり)するようです。私も教え子にはミヤザワを勧めていたりします(理由は上に書いた通りです)ので、先生によってお勧めのフルートが違って当たり前だと思います。
 逆に自分の気に入ったフルートを先に買って、そのメーカーのフルートを使っていらっしゃる先生につくのもひとつの方法です。
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~ Comment ~

 

おはようございます!
たかさんのブログは、いつも勉強になってます。

ヤマハのフルートのコストダウンの跡って具体的にはどういうところですか?

NoTitle 

ムラマツEXは、去年の春までは(Eメカなしなら)定価で20万円を切る値段でした。Eメカ付だと23万くらい。購入したときは、楽器店に足を運んだ時点で考えていた予算は20万円以下。うーーーん、予算オーバーだと悩んだのですが、ムラマツの音色の魅力に負けてしまいました。(実際には、少し値引きしてもらって21万円くらいになりました)

買ったときは、うーーん、高い買い物をしてしまったと思ったのですが、購入から2週間後には大幅値上げ。後から考えるとものすごくお得な買い物をしたな、と。

Re: タイトルなし 

よっちゃんさん

 おはようございます。

> たかさんのブログは、いつも勉強になってます。

 それはありがとうございます。なかなかコメントのしづらい堅苦しい文章が続くなあ、と反省しておりました。

> ヤマハのフルートのコストダウンの跡って具体的にはどういうところですか?

 これはまた、鋭いご質問を…。以前は平気で「これこれ…」と書いていたものですが、最近は考えを改めました。悪いところを書いていたのは、そういう部分を改めてもらいたいと思っていたからです。どこかのメーカーから苦情が来た訳ではありませんが、少しでも良い楽器を作ろうと真剣に取り組んでいるメーカーもあって、特に私があれこれ言う必要を感じなくなったからです。

 さて、6万円のフルートと60万円のフルートの価格差はどこからくるのでしょうか?詳しくは「安い楽器は悪い楽器?」の記事を見ていただきたいのですが、材料費だけではなく、作る手間も省かないと6万円でフルートは作れないのです。

 でも音への影響はごくわずかです。60万円のフルートは、6万円のフルートの10倍いい音がするわけではありません。もし詳しいことをお知りになりたければ、右カラムにあるメールフォームからメールをいただければ、個人的にお教えします。こういうことは昔からよくありましたので、お気軽にどうぞ。

Re: NoTitle 

inti-solさん

 実は数日後の記事に書こうと思っていたことなのですが、今バラしちゃいますね。

 私は、昨年楽器の買い替えを考えた時、ムラマツのEXのH足部管の楽器を楽器屋さんに注文したんです。楽器屋さんの手違いでムラマツにオーダーが入っていなかったことがわかって、やっぱり総銀製にしようと考えが変わったのですが、そのくらい出来のいいフルートです。

 値上げ前に買ったことも含めて、絶対いい買い物でしたよ!

NoTitle 

私の場合、試奏したとき、EXのオフセットリングの在庫がたまたまそこにあったんです。たまにしか入荷せず、入荷するとすぐに売れてしまうので、滅多に在庫がないと店員さんが言っていたので、本当に偶然だったのだと思います。運命を感じる笛です。

6万円と60万円の差、これは確かに謎ですね。6万円のYFL221と20万のEXの差は、確かに感じるんです。3倍の差かどうかはともかくとして、ですが。でも、20万のEXと60万のDSの差となると、果たして・・・・・・、と。

Re: NoTitle 

inti-solさん

ムラマツのフルートは常に品薄状態なので、やっぱり縁があったんですねえ…。

私はムラマツのフルートをEXからDS、SR、プラチナと吹いてみました。微妙な違いはあるものの、EXで十分だと思ったわけです。楽器屋に注文したのにムラマツにオーダーが入ってなかったのは、やっぱり縁がなかったかなと思います。

YFL221は、ほとんど機械で作りますし作る手間を簡略化してるところがありますから、それが多少音にも影響します。EXは60万円のフルートとほぼ同じ手間をかけていますので、音の違いはほとんどないと私は考えています。金額からすると、どちらもお買い得なんですけどね。


緑青の葺いたYFL311 

たかさん、ごぶさたです。術後の経過はいかがでしょうか?
さて、懐かしいフルートが出てきてましたので思わずコメントしたくなりました。

はじめて入手したフルートと言ったらYFL311です。私の中学背の時は11万円ぐらいでした。中学生時代がっちり3年吹いてぼろぼろになったので、中学3年で新しいフルートを両親に買ってもらいました。

YFL311は緑青が葺いて吹ける状態ではありませんし、更に、タンポがすり切れて、キイだってきちんとホールを塞ぐことができません。でも、捨てようとも思わないのは初代のフルートということと、中学時代はそれが毎日、私につき合ってくれた友だったということがあります。

初心者の私でも音が出たので、諦めないで(往生際悪く?笑)いまでもフルートを続けて来れているのは、初っ端の、このフルートが非常に初心者にはよかったからだと思います。はじめよければ…です。まだまだ、フルート、続けていきますよー。

Re: 緑青の葺いたYFL311 

みーむさん

おひさしぶりです。術後の経過は良好です。ありがとうございます。

そうか、みーむさんもYFL311でフルートを始められたんですね。確かにいい音が出しやすいフルートで、しかも、ちゃんと吹くことを教えてくれる頭部管ですから、フルートを始めるきっかけとしては、とてもいい楽器ですよね。

最近知ったのですが、山野楽器では、YFL514の頭部管を、311についているCY頭部管に変えたモデルを販売しているとか…。

フルートも続けていかれるとのことで、嬉しく思っています。フルートとオーボエの二重奏とオーボエ二重奏、がんばって練習してくださいね。そのうちに聞かせていただけたら嬉しいなと思います。

> たかさん、ごぶさたです。術後の経過はいかがでしょうか?
> さて、懐かしいフルートが出てきてましたので思わずコメントしたくなりました。
>
> はじめて入手したフルートと言ったらYFL311です。私の中学背の時は11万円ぐらいでした。中学生時代がっちり3年吹いてぼろぼろになったので、中学3年で新しいフルートを両親に買ってもらいました。
>
> YFL311は緑青が葺いて吹ける状態ではありませんし、更に、タンポがすり切れて、キイだってきちんとホールを塞ぐことができません。でも、捨てようとも思わないのは初代のフルートということと、中学時代はそれが毎日、私につき合ってくれた友だったということがあります。
>
> 初心者の私でも音が出たので、諦めないで(往生際悪く?笑)いまでもフルートを続けて来れているのは、初っ端の、このフルートが非常に初心者にはよかったからだと思います。はじめよければ…です。まだまだ、フルート、続けていきますよー。
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