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吹奏楽合奏理論

音程の基本は平均律です

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 このテーマは吹奏楽指導者の中でも異論のある考え方です。しかし、吹奏楽に鍵盤楽器を入れるのであれば平均律にならざるを得ないのです。鍵盤楽器は平均律だけど管は純正律で良い?なんてことを言う人もいますが、吹奏楽コンクールの課題曲の中には、和音の第3音(平均律と最も音程の異なる音)に鍵盤楽器を入れている曲もあります。こういうのはどうすんの?と聞きたいです。私は過去にピッコロとグロッケンのピッチが合わないと審査員に書かれたことがありますよ。

 純正律を使うのであれば、それにふさわしい選曲とスコアの研究が必要なのです。たとえば12音音楽を純正律でやっても意味はありません。ドビュッシーなどは要注意ということですね。実際は奏法の悪さ等でまともな平均律も作れないことが多いのです。ですから、どの音も平均律の正しい音程で吹けるようになるのが大事になってきます。その上で第3音と第7音の音程を意図して純正律に寄せられるかどうか(これは後述します)がカギになります。そこまでいくのはなかなか難しいですよ。

 話がちょっと横道に逸れましたが、演奏しようとする楽曲がどんな音階を使っているのかを調べるところから音程作りが始まります。吹奏楽コンクールの自由曲でよく取り上げられていた、O.レスピーギの「シバの女王ベルキス」はアラビア音階が使われています。これを意識するかしないかで音楽がずいぶん違います。

 過去ログで書いたことがありますが、旋律的短音階のはずなのにアラビア音階になっていたりしたら、お国が違ってしまいますよね。実はこのふたつの音階の音程はよく似ているのです。

  旋律的短音階…ラ・シ・ド・レ・ミ ・ファ♯・ソ♯・ラ
  アラビア音階…ラ・シ・ド・レ・ミ♭・ファ♯・ソ♯・ラ

 第5音だけ違っていて後は同じです。たとえばGmollを吹いていたとすると、第5音はDの音です。この音はBdurでは第3音です。純正律でBdurの和音練習をやっていたら、このDの音はかなり低めにとります。その感覚のままでGmollをやると、音程の悪いアラビア音階に聞こえてしまうわけです。平均律を基準に高めにも低めにも音程をコントロールできるようにするのは、こういう理由があるからです。
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~ Comment ~

おはようございまぁす[e:44] 

きのうもきょうもあっついですね

どこかのフルートの宣伝で音楽的な音程で吹けるなんていってたんですけど、音楽的な音程ってどんな音程ですかぁ
  • #1790 よっちゃん[e:486] 
  • URL 
  • 2011.08/12 10:04 
  •  ▲EntryTop 

Re: おはようございまぁす 

よっちゃんさん

フルートに熱中するならいいですけど、熱中症にはならないでくださいね。

「音楽的な音程」って、どこかで聞いたフレーズです。調べたら、あるメーカーのあるフルートの宣伝文句に使われていました。なんでも「音楽的な音程に合わせてスケール設計を新しくした」んだそうです。音楽的な音程って楽器だけで作れるものではないと私は思います。シンセサイザーとかなら可能でしょうが、シンセサイザーで作った音楽が音楽的かというと、私のイメージとはちょっと違います。

平均律が音楽的でないというわけではありません。ベートーベンのピアノソナタなどはとても美しい曲です。これは私の師匠から聞いたんですが、ベート―ペンのピアノ曲をプロが演奏する場合、その曲に合わせて微妙に音程を変えるんだそうです。また前期か後期かによってピアノのタッチも変えるんだそうです。曲に合わない調律をしたら演奏が台無しになるんですが、フルートの場合、楽器が完成した時点で楽器の音程が決まりますから、バッハとドビュッシーを同じ楽器で表現できるとは考えにくいです。だってそれぞれの音楽の音程が違いますから。

実際に私がその音楽的な音程のフルートを試奏してみたところ、良い音が簡単に出るのですが表現力が限られていると思いました。奏者の思った通りに音程や音色、音量のコントロールが出来る楽器がいいということです。

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