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フルート・購入のポイント

洋銀フルートは消耗品?

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 インターネットを検索していると「洋銀製のフルートは耐久性に限界があるので長くは使えない」というフレーズに出会います。主に楽器販売関係のホームページに多いようです。「ウソとは言えないけれどホントでもない」という微妙なセールストークだと私は思います。

 楽器店のホームページを見ると洋銀製のオールドフルートがラインナップされています。私は吹いたことがありませんが、洋銀製のボンヴィルなどはとても良い音がするそうです。メンテナンスをしっかりすれば、洋銀フルートも長持ちをするという証拠です。地の洋銀はすぐに変色してしまいますので、磨き続ければすり減ってしまいます。でも、たかだか5年~6年くらいで、すり減って使えなくなるなんてことはありません。

 ではこのセールストークはウソなのかというとホントのところもあります。金属としての洋銀と銀の値段はそんなに差が大きくないのに、洋銀製フルートが総銀製フルートに比べて著しく安いのは、「作りを簡素化」しているからです。フルート製作にコストをかけていないと言い換えてもよいと思います。入門モデルとして価格の安いフルートを設定しようとするメーカーの考えは間違いではありません。むしろ良心的とも言えます。6万円台のまともなフルートは日本製だけだと言っても過言ではありません。

 しかしコストをかけない影響は、まずキーメカニズム関係に表れます。キーパイプとキーポストのクリアランス(すきま)が多めなので、ガタが来やすいのです。キーカップも大きめでトーンホールとのセンターがずれていることもしばしばあります。トーンホールは「引き上げ」で作っていますが、ハンドメイドモデルほど精密に作っていないため、歪みが出てきたりします。

 それからこのクラスのフルートの銀メッキはうすくかけているせいもあるのか、10~15年くらい経つとメッキが荒れてくる場合もあるようです。とすると、5年位使ってタンポ交換しないとだめかなという時期にはキーもガタがきているでしょうし、もし銀メッキもかけ直すということになれば、さらに2~3万円かかります。オーバーホールに6~8万円位かけるなら同クラスの新しい楽器が買えてしまいます。ですから正確には「洋銀製フルートの中にはオーバーホールするより買い替えた方がお得なものがある」ということになるわけです。

 洋銀製だけれど総銀製フルートと同じくらいのコストをかけているフルートは長持ちします。日本製のものでは総洋銀製でなく、頭部管が銀で本体が洋銀製の20~30万円クラスのフルートにそういうフルートがあります。洋銀製のキーメカニズムとトーンホールの精度が問題です。何しろ洋銀は銀より固いので、洋銀で精密に作るには相当の技術が必要です。そこを見極められるかが肝心でしょう。
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~ Comment ~

タイトル 

ジャズ奏者の方は好んで洋銀を使われるそうですね。
モイーズ先生も生涯洋銀を使われていたそうで・・・。

Re: タイトル 

深窓のワル姫さま

> ジャズ奏者の方は好んで洋銀を使われるそうですね。

しっかり作ってある洋銀フルートならブロが使っても十分ということなんでしょう。でもジャズフルート奏者には金や銀のフルートを使っていらっしゃる方も多いそうですよ。

> モイーズ先生も生涯洋銀を使われていたそうで・・・。

これは有名なお話ですね。まさしくしっかり作ってある洋銀フルートなんでしょうね。

YFL31 

私が最初に手にしたフルートは、洋銀製(頭部管銀製)のヤマハYFL31(中古)でした。後継機であるYFL311が1978年に発売されているので、それ以前の製造、つまり30年以上経過しています。おそらく、オーバーホールなどは一度も行われていないだろうと思います。緑青も出ています。でも、今もちゃんと使えますよ。まあ、プロやハイアマチュアの使用に耐えるレベルではないと思いますけど。
今使っているムラマツEXも同じく頭部管銀製です。20万円以上しました。そりゃ総銀よりは安いけど、普通に考えれば20万円というのは大金です。それが「消耗品です」と言われたら、ちょっと悲しいですよ。

Re: YFL31 

inti-solさん

私も同じようなものです。私が最初に手にしたフルートはムラマツの頭部管銀製の中古でした。かれこれ30年近く前です。3万円で買いました。何が悲しかったかって、それを新宿のムラマツに持って行って見せたら「こんなの使ってちゃだめだよ」と店のスタッフに言われたことでした。「出来の悪いフルート」ということまで言われました。どうもフルート吹き(製作者も販売関係も含めて)には、普及品を「こんなの」と思っている方がいるようです。あり得ない話も耳にしました。ずっと後でアップする予定でしたが、明日アップしますね。私のブログがどの程度影響力があるかわかりませんが、そういう人達に、少しは「普通の感覚」を持ってもらいたいと思っています。

古いムラマツ現役です 

昭和52年くらいの頭部管銀のムラマツ使っています。
小学5年生の時にフルート教室で手渡されました。
私はこの楽器を「いい楽器」だと思って使っています。
20年程のブランク(笑)はありますが、メカニズムの不具合も特になく、普通にフルートの音がでるのですが!
高級品=美音、普及品=悪音というのは全く当てはまらないと思います。

NoTitle 

こーさん

コメントありがとうございます。ムラマツの洋銀フルートは今も昔もしっかりした作りをしています。一生ものといっていいと思います。大事にしてくださいね。
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