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吹奏楽全般

クラリネットは閉管ってどういうこと?

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 昨日の記事で、クラリネットは閉管だから偶数倍音に乏しいと書きましたが、それについてもう少し詳しく説明しましょう。

 サックスとクラリネットは、どちらも1枚のリードを鳴らして音を出す楽器です。この二つの楽器、指使いが微妙に違うのです。アルトサックスとクラリネットで比べてみると、左手の三本の指を抑えた音は、どちらも実音B♭です。ところが、左手親指のキーを押すと、アルトサックスはオクターブ上のB♭が出ますが、クラリネットは12度上のFの音が出るのです。それが閉管(クラリネット)と開管(サックス)の違いです。

 フルートを吹ける人だったらわかるでしょうが、頭部管だけで音を出す時、右手で管の端を押さえた時と押さえない時で、次に出る倍音が違うのです。押さえないと8度(オクターブ)上ですが、押さえると12度上の音が出るのです。

 基音(B♭)を出した時、開管は2(B♭)、3(F)、4(B♭)、5(D)、6(F)、7(A♭)、8(B♭)と順に倍音が出ます。閉管は、構造上この偶数の倍音は出ないのです。出ないということは、クラリネットの音には、その倍音は含まれないということなのです。倍音が少なければ、その音はホールの中で聞こえづらくなります。それは以前の記事の「遠鳴り」とはどういうことなのかで、書いた通りです。その欠けている偶数倍音をどう補うかが問題になってきます。

 今、吹奏楽で普通に使われている方法は、E♭管のクラリネットを入れる方法です。これは音色も一緒ですから、クラリネットの音がより豊かになる方法です。他にはソプラノサックスを同じ音域で吹かせれば、音色にも変化が出ます。アルトサックスを五度下で吹かせると、もっと豊かな音になるのです。

 基本は以上ですが、吹奏楽のアレンジャーは実際に曲によってさまざまな工夫をしています。奏者にとってみると、倍音担当なんてつまらないと思うかも知れませんが、どの楽器も固有の音色を生かしたり、お互いの音を混ぜ合わせたりして、新しい音色を創り出すのです。これは、とても面白いですし、やりがいもあります。ただ、ピッチや音程を合わせるのは難しいですけどね。

 そこで、吹奏楽の編成をどう考えるかなんですけれども、各楽器のアンサンブルの集合体として捉えるか、何かの楽器を中心にしてサウンドを作るかという二種類の考え方があります。以前の記事の「吹奏楽の中心はクラリネット?」の記事で述べた考え方は、後者の考え方です。しかしもうひとつ考えている編成があります。それが前者の考え方が基本なのですが、かいつまんで説明します。

ウインドアンサンブルの基本的考え方とその編成は、

 金管楽器アンサンブル(Tp4、Hn3、Tb3、Eup1、Tub1)+クラリネットアンサンブル(E♭クラ1、B♭クラ4、アルトクラ1、バスクラ1、コントラバス1)+サックスアンサンブル(アルト2、テナー1、バリトン1)+フルート3重奏+ダブルリード4重奏+打楽器アンサンブル

 という編成が良いのではないかと思います。金管アンサンブルとクラリネットアンサンブルがサウンドの中核で、それにサックスとフルートとダブルリードの楽器が彩りを添えるという考え方です。ダブルリードの数を減らせば35人程度の編成で、吹奏楽コンクールにも挑戦できるかなと思っていますが、どうでしょうか。
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