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フルート・奏法

息はお腹のどこで支えるの?

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  N響ピッコロ奏者菅原潤先生から「お腹で息が支えられていることを確かめるためにもいつもビブラートをかける」ことを教わりました。以前の「ビブラートはどうやってかける」の記事でも述べましたが、科学的に測定してみると腹筋を小刻みに震わせてビブラートをかけているフルーティストは誰もいないのです。

 でも菅原先生に言われて、「息の支え」と「ビブラート」について改めて考えることができました。フルートのビブラートは息の量を変化させてビブラートを付けますから、息を支えている「ところ」で息の量を変化させているはずです。ではお腹のどこで支えるのでしょうか。腹式呼吸というと「お腹の底まで息を吸って」などと教わります。考え方というか感覚の問題ではありますが、お腹の底を意識して息を吸うと腹筋全体が緊張し、かえって息のコントロールが難しくなるような気が私はしています。どうしてもプレスが強くなって、ビブラートがかけにくくなると思いました。もしかすると日本の尺八や能管を吹く時には、こういう呼吸法が良いのかもしれません。でもフルートやピッコロには合わないという気がします。

 科学的に考えれば、息をするために横隔膜を動かしているわけですから、横隔膜を動かす筋肉の力を入れたり抜いたりすればいいわけです。このことはヴォイストレーニングではよく言われていることのようですが、息のコントロールをするためには「みぞおち」に意識を集中した方が良いと思います。息を吸うと横隔膜が下がってお腹が出るわけですので、息を吐き続けると横隔膜が上がるはずです。これが急に上がるようなプレスの使い方をすると、すぐに息が無くなってしまいますし、お腹で息を支えているのとは違うと私は思います。

 「お腹での息の支え」は息を吐き出すために筋肉を使うのではなく、吐き出す息をセーブするために使うものではないでしょうか。実際に私がビブラートをかけながらロングトーンをしている時、横隔膜の位置はほとんど変わっていない気がします。「みぞおち」あたりの筋肉を動かすのではなく、力の入れ具合を微妙に変えることで、ビブラートを付けているのかもしれません。
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~ Comment ~

 

以下の文は別のところでいただいたコメントに私が付けたレスです。ご参考になればと思います。

たぶん、この分野が一番、統一したものがないのではないかと思っています。私のブログで長くビブラートについて触れなかったのも非常に書きにくかったからです。私が今までの指導法に懐疑的だったこともあります。

日本では「お腹の底まで息を吸う」ということを教えて来ました(私もそう教わりました)。これはご指摘のように丹田を意識するということだと思います。調べてみると日本の「~道」というのは、すべて丹田を重視していて、民謡や尺八などの邦楽の呼吸法もここから出たように思われます。それがそのまま西洋の管楽器の奏法に結びついたのではないかと考えられます。なんと言っても宮中で雅楽をやっていた人が、そのまま西洋の管楽器も吹くようになったのが始まりのようですから。

ただ、解剖学的に考えるとお腹の底には息は入りません。ビブラートは息の支えでかけると言われても(フルート以外の管楽器でもそう言われています)、お腹の筋肉を小刻みに動かしてビブラートをかけているフルーティストは皆無!という驚きの研究結果もありました。

フルートのビブラートは口でかけると言っている人もいます。確かにアパチュアを通る時は息が震えていますが、口でそれを作り出しているのではなくて、その前の段階から息を震わせているのではないかと思うようになりました。人間の気道で、息の流れをコントロールできるところと言ったら、「のど」しかありません。「のど」は開けるけれど声帯を閉めて空気の流量を絞るのだという人もいます。まさしく「百家争鳴」(苦笑)。

結果的にビブラートがかかれば、そのメカニズムを解明しなくてもいいといえばいいのです。でも最近は音楽表現上の要求からどうしてもビブラートが欲しいことがあります。しかもスクールバンドでは経験が一年足らずの生徒でも理解できるビブラートの教え方が必要になっているわけです。

そんな促成栽培みたいな育て方をするのはどうかとも思いますが、ビブラートを習得したいという生徒の希望もあり、ビブラートのメカニズムを明らかにしたいなあと以前から思っていました。ブログの記事は私の結論ではなく、経過報告みたいなものです。

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