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吹奏楽全般

遠鳴りのする音とは?

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 管楽器に限らず、上手な人の音は「遠鳴り」がすると言われます。しかしこの「遠鳴り」する音を出すのはなかなか難しく、どういう風に楽器を鳴らしたら遠鳴りする音になるのか、考察しようと思います。

 いきなりゴルフの話で恐縮ですが(なんといっても今年のプロゴルフ男子の賞金王・石川遼君は、埼玉県の松伏町出身ですので)、ゴルフクラブでボールを一番飛ばせるのは、ドライバーという名前のクラブです。石川君は、このドライバーで300ヤード(約270メートル)ボールを飛ばします。ところが石川君の使っているドライバーを使えば誰でも300ヤード飛ばせるかと言ったら、そんなことはあり得ないのです。私もゴルフをやっていたのでわかりますが、300ヤード飛ばすことのできる能力を持ったドライバーを使わないと300ヤード飛ばせないのです。でも飛ばせるようになるためには、それだけの技術を身につけなければなりません。パワーも必要ですがパワーだけじゃないんです。野球の世界でも同じことが言えます。昔のテレビ番組でやっていたのですが、野球選手よりも腕力のある相撲取りがジャストミートしてもホームランになりません。

 楽器についても同じことが言えるのではないでしょうか。遠鳴りのする音とは、ゴルフで言えば300ヤード飛ばすことで、野球ではホームランを打つことと同じなのです。遠鳴りする音を出せる体力と技術を奏者は身につけなければなりません。そして遠鳴りのする音が出せる楽器を使うのです。一般に音の出やすい初心者用の楽器はあまり遠鳴りしません。体力と技術のない初心者の段階で遠鳴りのする楽器を使っても、初心者用の楽器の方が良い音が出せたりします。

 管楽器の場合は、初心者用の楽器+初心者用のマウスピースで最初に練習をしてから、初心者用の楽器+上級者の使うマウスピースで腕を磨いていくのが、一番いいでしよう。最後に楽器を上級者用(遠鳴りのする楽器)にすると、良い結果が得られるのではないでしょうか。(ちなみに私がゴルフをやっていた時は初心者用のクラブを使っていた時が一番いいスコアを出していました。その後飛ぶクラブに買い換えたのですが、スコアは却って悪くなってしまいました。そんなもんです)

 フルートの場合は、このブログで何度も書いていますが、頭部管銀タイプの楽器が一番いいと思います。初心者から中上級者まで使えます。よくある例ですが総銀モデルよりも頭部管銀モデルの方がよく鳴らせられるということがあります。私のゴルフと一緒ですね。技術とパワーを向上させるために上級モデルを使うことも考えられますが、下手をすると全く上達しないこともありますので、注意が必要でしょう。

 さて、どんな時に「遠鳴り」のする音が出るのでしょうか?楽器+パワー+技術の三拍子揃わないと「遠鳴り」しないのは、先に述べた通りです。それでは、パワーを身につけるためにはどうしたらいいんでしょうか?一般的には、楽器を鳴らすための息を十分に使えることです。当たり前の話ですがロングトーンがいい練習になります。技術の方は感覚的に説明してしまいますので、難しいんですが、そんなにパワーをかけなくても、楽器が突然良く鳴り始める時があります。それが「遠鳴り」のする技術だと思います。難しいですよね。良い音を出すことを目標に練習していけば、「遠鳴りする音」に近づけるんじゃないでしょうか。

それでは、遠鳴りのする楽器とはどんな楽器なのでしょうか?金属製の楽器についていうと、振動する部分と振動しない部分があって複雑な振動をする楽器が遠鳴りのする楽器だと思います。たとえば金管楽器は巻いた管を支柱で溶接して楽器を作ります。この支柱の部分は振動しにくくなるのですが、これによって楽器の鳴り方が変わって来ます。トランペットはマウスパイプとベルを支柱で溶接しますが、この溶接の位置と広さで、ずいぶん鳴りが変わってくるそうです。場合によっては鉛のテープを貼って振動しにくい所を作った方が、遠鳴りする場合もあるそうです。フルートもそうかもしれません。接続管の胴輪の部分は振動しにくいはずです。わざわざそういう部分がある方がいいのかもしれません。もちろんキーポストや台座の部分も振動しにくいはずです。この部分を振動させないことによって、より遠鳴りするのかもしれません。

もうひとつ考えられることは、材料である金属に不純物を混ぜることです。これによって複雑な振動を起こさせるのです。あるいは管を厚くすることです。鳴らすのにエネルギーが要りますが、より遠鳴りすると思います。お寺の梵鐘がいい例です。材料の銅に様々な不純物を混ぜて作るそうです。もちろん鐘の厚みも厚くした方がより響きます。フルートは、銀にどういう不純物を混ぜるかで狙った音色を作りだしたメーカーもあります。もともと銀は柔らかいので鳴りにくい材料ではないかと思うんですが、その方が遠鳴りするんでしょうね。なかなか考え出すと奥の深い話です。
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