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フルート・本体

フルートEメカの泣き所~G/Aトリル

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 以前の記事で、Eメカ付きのフルートは高音域のG/Aトリルが変え指を使わないと出来ないということを述べました。この記事はその続編です。Eメカのついているフルートを吹いている人が多いでしょうから、この記事は少なからず衝撃的だったかもしれません。ただ、この高音G/Aトリルはそんなに使用頻度が高いわけではありません。長年フルートをやってきたけれど、このトリルには出会ったことがないぞという人もいらっしゃると思います。それはG/Aトリルが出てくる曲が管弦楽のフルートくらいに限られているからです。

 管弦楽の曲でもそう滅多にこのトリルが出てくるわけではありませんが、困ったことにポピュラーなクラシック曲に出て来ます。その中でも特に有名なのは、ドヴォルジャークの交響曲「新世界より」です。この交響曲の第1楽章と第4楽章に出て来ます。1番フルートに高音G/Aトリル、2番フルートには高音E/Fisトリル!(なんてドヴォルジャークはいぢわるなんだ。でもオケの作曲家ってみんないじわるなんですよね。)第4楽章には、この曲の有名なモチーフをこのトリル入りで吹くところがあります。その部分をカラヤンの指揮によるウィーンフィルの演奏でお聞きください。

  ドヴォルジャーク「新世界より」第4楽章 フルートは3:46から

 ちなみに、このオケの1番フルートは、指使いで見る限りEメカなしのフルートです。2番フルートは画面を見る限り判然としませんが、おそらくEメカなしと思われます。この部分の1番フルートのメロディーを私も吹いてみました。私のフルートはEメカなしですので、まずは正規の指使いでやってから、Eメカありを想定して変え指で吹いてみました。いやあ、この曲ほどEメカの有無で音色と鳴りの違うのが、はっきりわかるものはないかも知れません。

 Eメカありのフルートだったら変え指で吹くしかないんですが、かなり不自然に聞こえると思います。以前に聞いた大学オケの「新世界」のフルートがEメカありの変え指で、この部分を吹いていたと思われますが、やはりこの音だけ響きが足りませんでした。そう感じるのは、たぶんEメカなしの一線級のフルートの音が耳の中にインプットされているからだと思います。でもこれは普通のクラシックファンだったらみな同じことを感じるのではないでしょうか。

 吹奏楽でも「新世界より」はよく演奏されますが、たいていの編曲は二度下げてあるので、G/Aトリルではなくなります。昔は二度下げたアレンジが多かったのですが、最近は原調でのアレンジが増えてきました。やっぱり雰囲気が違います。もし吹奏楽でもG/Aトリルを使う曲があったら…。実はもうあります(しかも結構有名な曲です)。もしかすると、これからどんどん増えてくるかもしれません。私が顧問を務めていたところでは、みんなEメカ付きのフルートを買わせていたので、どうしようなんてことになりますよね。

 もし吹奏楽コンクールでEメカなしのフルートでこのトリルをやるところが現れたら、変え指を使っているところとは明らかに音の差があります。そういえばピッコロにG/Aトリルを課す課題曲がありましたねえ。自由曲ならともかく課題曲にまでG/Aトリルが出てきたら、吹奏楽にとっても、これは無関係でいられない問題かもしれません。
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~ Comment ~

Re: NoTitle 

mixiのマイミクさんから以下のようなコメントをいただきました。ご参考のために私のレスを載せておきます。

>ひょっとして、この第一フルート奏者の使っている楽器、open G#ではありませんか。

さすがですね!私は昨夜、推敲のため、何度かこの画面を見て、同じことに気付きました。ウィーンフィルの使っている楽器は伝統的で特殊なものが多く、トランペットやホルン、クラリネット等は有名ですよね。弦楽器もウィーンフィルで受け継がれてきたものを使っているんだそうです。

フルートについては知識がなかったのですが、カラヤンの頃はオープンジGisを使っていたのかも知れませんね。ちなみに今はサンキョウのゴールドフルートを使っている人(ワルターアウアー)は、何を使っているんでしょうかねえ。

この動画を見ると、第3オクターブのG/Aトリルの指が左手薬指と小指を同時に動かしています。実はこれでオープンGisのフルートだろうからEメカは付いていないと判断したわけです。しかし、オープンGisのフルートは指使いが難しいですねえ。ちょっとでも指が動かなかったら音が出ないでしょう。

変え指教えて[e:466] 

こんばんは

いつも質問ばかりなんですが、なので、Eメカ付きのGAトリルの変え指を教えてください。

それからオープンG#のフルートだとEメカなしとわかるのはどうしてですかぁ
変な質問ですみません

こんにちは(#^.^#) 

私も映像を見てG♯オープンかなと思いましたが、7:39からの映像ですとE-G♯-F♯-E-G♯-H-A-G♯・・・・
たしかにG♯の時に左小指を押さえているように見えますが・・・。そのあとのオクターブ上も同じように見えましたがどうでしょうか?私もこの曲を吹奏楽で何回かしましたがやはりオケの方がいいですね!私のフルートにはG/Aトリルが付いていますのでいいですが、ピッコロでは最近たまに出てきますね・・そのたびにプレッシャーが・・・あの有名な(S、N)最後のトリルは一番いやですね!本当に良い指使いが無いものですかね?

Re: 変え指教えて 

よっちゃんさん

そういえば変え指について全然触れていませんでしたね。ごめんなさい。Eメカ付きのフルートでG/Aトリルをやる時は中音域の「ソ」と「ラ」の指で倍音を変えて出すのが一番良いと思います。どうしても鳴りが今一歩なのですが、最初のGの音を正規の指で出してからAの音を中音域の「ラ」の指で出してトリルするのが、私が自分で吹いて試してみた結果では良さそうです。

EメカはGisのトーンホールだけを右手中指を押さえることで閉じて高音Eの音を出しやすくするのですが、オープンGisの場合は左手小指で直接押さえられるので、Eメカは必要ないんです。ただ、nebosukeさんのコメントにもありましたが、この画像のフルートはGクローズかもしれません。よく見たつもりなんですけどね。

Re: こんにちは(#^.^#) 

nebosukeさん

ご指摘ありがとうございます。今確認したのですが、ご指摘の通りですね。私、この部分も見たはずなのですが、しかも第1楽章までスコアを見ながら確認したのに、一瞬なのでなかなか…。でもこうしてご指摘いただけるのは、とてもありがたいです。

私がこの曲を吹奏楽でやった時は、第3楽章はカットで後は全部やったのですが、第4楽章だけ二度下げてアレンジしてありました。

ピッコロのG/Aトリルは嫌ですね~。何をどうやっても出にくいですから。

NoTitle 

オープンG♯ではないのではないかと思います。
4.46に写っている人は1番フルートでしょうか。吹いているのは主旋律ではなようですが、音が下がるところでG♯レバーから小指を離しているように見えます。7.41のあたりも同様です。

それにしても、こんな有名曲でEメカなしのフルートが必須になるんですね。これは・・・・・・・、私もEメカなしで吹けるようにしないとダメかなあ。もっとも、私がこの曲を(オーケストラの一員として)吹くなどということはあり得ないでしょうけれど。

おーっと・・・・・・ 

済みません、コメント書いている間に、nebosukeさんがすでに同趣旨のことを書いておられたようですね。

G/Aトリル 

私の楽器はカップキィーですので判りませんが、最初にGの指で音を出したあと左親指を押さえると同時に左一指し指を離し薬指をトリルするのが良かったと思います。別の楽器でもこの指が良い音をしていました!・・・やはり個人的にはリングキィーのEメカなしの頃がやり易かったように思います。
ちなみにG/AトリルキィーでのAの音程は若干20セントくらい低いですね。やはりあくまでトリルキィーであってトレモロキィーではないようですね・・・

Re: おーっと・・・・・・ 

inti-solさん

いえいえ、コメントありがとうございます。

オープンGisではないかとコメントくださった方もそうですが、みなさん良く見ていらっしゃるし、研究なさっていると思います。私のブログには真面目でマナーの良い方ばかりがいらしてくださるので、とても嬉しいです。

さて、この記事、ひとつの問題提起として書いたものです。フルートの販売サイドでは「Eメカがあることによる支障はほとんどない」と説明しています。それ自体は嘘ではないんですが、どういう支障があるのかを具体的には説明していないんですね。Eメカがあることによって支障の出る曲が少なくても存在していること、これからそれが増える可能性があることを述べたいと思ったのが動機です。

本文中で私も述べましたが、私が生徒に最初に買わせるフルートはEメカ付きを買わせていました。その方が早く吹けるようになるからです。しかし最終的に困ることが出てきた時にどうするかを今考え中です。私がEメカのないヤマハ281を買ったのもその実験のひとつです。これもいずれ記事に書きたいと思っています。

Re: G/Aトリル 

nebosukeさん

> 私の楽器はカップキィーですので判りませんが、最初にGの指で音を出したあと左親指を押さえると同時に左一指し指を離し薬指をトリルするのが良かったと思います。

補足ありがとうございます。実はラブリーさんにもこの指を教わりました。音はリングキーEメカなしが一番良かったとしても、Eメカ付きだと最善の指ではないかと思います。

> ちなみにG/AトリルキィーでのAの音程は若干20セントくらい低いですね。やはりあくまでトリルキィーであってトレモロキィーではないようですね・・・

私の笛師匠が昔ハンミッヒを吹いていて(EメカG/Aトリルキー付き)、確か同じことをおっしゃっていたと思います。その点ではCisトリルキーの方がいいのかなと思います。実際にこのトリルキーを使っていらっしゃる方は便利だと言っててらっしゃる方ばかりのようですし。これも自分で試せたらなと思っているのですが、このトリルキー付きのフルートはまず見かけないので、試せず終いです。

NoTitle 

 私、定年後フルートを始め、普通のトリルでもまだオタオタしてしている者ですが、笛工房アイハラの相原さんが次のような仕掛けを開発しておられます。ご承知とは思いましたが、念のためご紹介しました。

http://members3.jcom.home.ne.jp/aiharaflute/07.html

 相原さんは気さくな方で、連絡され工房を訪問されましたら、あらマァー不思議な開発品の数々を熱心に説明してくれます。
 私のパール・マエスタについて、相原さんのところで、H管(C管とほぼ同じ感じで操作可能)を造り、頭部管レガートに14Kのアドラーをつけて貰いました。

Re: NoTitle 

Dinghy45さん

私も機会があったら相原さんの所にお邪魔して、いろいろとお話しを伺いたいなあなんて思ってます。相原さんのHPをご紹介いただきましてありがとうございました。私もそうですが、このブログを訪れてくださる方にも、すごく参考になると思います。マエスタもいろいろ改造してもらえるんですね。
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