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音楽全般

音楽に国境はない?

 ←ヴァイオリンとフルート楽器比べ →学生吹奏楽と社会人吹奏楽の違い
 タイトルにした「音楽に国境はない」というフレーズはよく耳にします。どこの国の音楽でも聞けば感動するし、その音楽を理解することもできる、という意味でしょう。以前に和太鼓のコンサートを見に行ったことがあります。私はその音に圧倒され音楽に感動しました。私の音楽のキャリアだけ考えたら、洋楽に触れている経験の方が多くて邦楽については疎いと言っていいと思います。最近聞いた和太鼓の演奏グループは、海外公演も積極的にこなしている団体です。もちろん海外でも好評を博しているそうです。

 その理由を考えてみました。コンサートでは、邦楽で使われる楽器をほぼすべて使っていました。和太鼓の他に横笛と尺八、箏などです。確かに和楽器ではありますが、文化が違っても楽器は親戚同士なのだなあと感じた次第です。他にも横笛とフルート、箏とハープ、ホラ貝と金管楽器、篳篥とオーボエ、ギターと三味線、尺八とケーナ、ヴァイオリンと中国の二胡など、音を出すメカニズムから考えると結構共通したものがあると思います。(ちょっと牽強付会ですね。汗)太鼓類は洋の東西を問わず、どこにでもあると言っていいでしょう。これらの楽器の音色は微妙に違いますが、全く馴染めない音ではないと私は思います。

 しかし、その楽器をあやつる人間の方はどうでしょう。言語や文化が違うと音楽も違ってくるのではないかと私は考えています。

 わかりやすい例を挙げて説明します。スポーツのオープニングの時に流れる「君が代」は邦楽がベースになっています。洋楽器で演奏されることが多いのですが、日本人が演奏した「君が代」と外国人の演奏した「君が代」の印象が全然違うのです。思い起こすのは今年(2009年)の春先に、ワールドベースボールクラシックという野球の国際大会がありました。その決勝戦は日本と韓国が激突したのですが、その開会式の時にアメリカの楽団が両国の国歌を演奏しました。

 その時の「君が代」の演奏は日本人である私には、違和感のある演奏でした。私は韓国国歌には違和感を感じなかったのですが、韓国人の方はそれを感じたかもしれません。「君が代」はほとんど二分音符ばかりですから、演奏そのものは難しくないと思います。でも、日本文化とは異質の「君が代」を聞きました。これは演奏者にそういうバックボーンがなかったからだと思います。もしかしたらアレンジもそうだったかもしれません。これなどは音楽にも国境があるという典型的な例ではないでしょうか。

 もちろん逆のことも考えられます。我々がフランスの音楽を演奏しようとする時、自分たちではフランス音楽を表現したつもりでも、フランス人が聞いたら違和感のある演奏だったりするかもしれません。フルート吹きがよく演奏するフォーレの「シシリエンヌ」は私も練習したことのある曲です。私の演奏では比較にならないので、プロの方の演奏で比較してみると、フランス人のラリューさんの演奏と日本人の方の演奏は微妙に違うのです。6/8の符点音符の歌い方が微妙に違います。ラリューさんの演奏が正統だとすると、日本人の演奏は違和感がぬぐえませんでした。

 この民族性や文化の違いによる音楽表現の違いは、克服できないものではないと思います。実際にフランス人の演奏かと思うような日本人のフランス音楽も聞いたことがありますから。フランス音楽を表現したいと思ったら、フランス文化にどっぷりと浸かるのが良いのではないでしょうか。(フランス語もしゃべれたらいいなあ)テレビで見たのですが、歌手の森久美子さんがイタリアオペラをどうしてもうまく歌えない時に、スパゲティを毎日食べて克服したことがあるそうです。半分はジョークかもしれませんが、なんとなくわかるような気がします。私がオーストラリアに行った時、普段は飲まないミルクティーばかりを飲み、フィッシュ&チップスばかりを食べていたら英語がわかるようになりましたから(これも牽強付会の解釈かもしれませんね。ポリポリ…)。そうするとフランス音楽を理解しようと思ったら、フランス料理を毎日食べる? お金が持ちませんね。あはは…。

音楽に国境はないけれど民族色はあるのではないかというお話でした。

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~ Comment ~

No title 

音楽の「国境」と、現実世界の国境は、別のところに線が引かれている、という気がします。

フォルクローレの世界も、日本人の演奏とボリビア人の演奏では、どこかが何か違うんです。一番明確なのは、やっぱりリズム感が違う。「間の取り方」あるいは、リズム感の「訛り」と言ってもいいかも知れませんが、そういう部分が違うんですね。
特に、6/8拍子は、日本の音楽伝統にないし、ポップスやロックなど商業音楽でもあまり一般的ではないから、平均的には日本人はあまり得意ではない、ということが言えます。

> フランス音楽を表現したいと思ったら、フランス文化にどっぷりと浸かるのが良いのではないでしょうか。

多分、そうなのでしょう。だからクラシック畑の多くの人がヨーロッパに留学するのだと思います。多分、超一流の先生に師事するというだけではなく、音楽の背景にある文化そのものを吸収するために留学するんだろうな、と。でも誰にでも出来ることではありませんけど。

Re: No title 

inti-solさん

> 音楽の「国境」と、現実世界の国境は、別のところに線が引かれている、という気がします。

 なるほど、その通りかもしれません。

> 音楽の背景にある文化そのものを吸収するために留学するんだろうな、と。でも誰にでも出来ることではありませんけど。

私の文ではサラリと言ってしまいましたけど、異文化を吸収するって大変なことですね。貴重なご意見ありがとうございます。
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