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音楽全般

木の楽器の不思議

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 このブログの趣旨からはちょっとはずれますが、私は木でできた楽器は不思議な存在だと思っています。というより木そのものが不思議なんです。木はもともと生きています。人間はそれを切り出して、柱にしたり板にしたりして使っているわけです。楽器もそうです。楽器には他にも動物の骨や皮、毛などを使っていたりします。いわば死んだものを使っているわけです。

 その観点からすると、木でできたバイオリンなども例外ではないのですが、木以外のパーツ(弦や弓の毛など)は寿命が短いのに対して、木の楽器本体の寿命はとても長いのです。有名なストラディパリウスなどは、作られてから200年位経っています。その音色に匹敵する楽器は、他にはなかなかないと言われています。楽器に塗っているニスが特殊なニスなんだろうとか、楽器が作られたイタリアのクレモナという土地柄のせいだろうとか、いろいろ説があるようです。でも詳しいことはわかっていません。

 ひとつ言えるのは、木がバイオリンとなって長い時を過ごすうちに、音が熟成されたのではないかということです。現代の名工が作ったバイオリンでも、ストラディパリウスの音色にかなわなかったりするのは、それが原因かもしれません。とすると200年後位には、現代のバイオリンの音が熟成される?もしそうだとしたら気の長い話です。なんとも夢があっていいなあ。

 ストラディパリウスで驚くのは、作られた当初はガット弦を使っていたはずで、ピッチも現代より低かったはずです。なのに現代では、スチール弦で昔より遥かにピッチが上がっています。なのに楽器がそれに耐えうる構造になっているのが不思議です。えっ、弦を巻けば、いくらでもピッチが上がるだろうって?もちろん、その通りなのですが、ピッチを上げれば上げるほど楽器にストレスがかかります。ましてや、バイオリンの弦は摩擦で止まっていますから、上がった張力に耐えられないことも起こります。ストラディパリウスは、他の当時の楽器と比べて棹の角度とかが高張力に耐えられるようになっているというようなことを、本で読んだことがあります。

 いずれにしても、木でできた楽器の寿命は、人間の寿命よりも長いわけです。「楽器を育てる」の記事でも書きましたが、ストラディパリウスはバイオリンの名手たちによって弾き継がれて来たわけで、それもストラディパリウスの音を作っている要因かもしれません。

 それでは木で出来た管楽器はどうか?残念ながら水分にさらされるために、寿命は長くなさそうです。扱いを間違えると割れちゃいますし…。でも漆なんか塗ったら長持ちするんじゃないかなあ。 
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~ Comment ~

No title 

もっとも身近な木製のものと言ったら…家?(笑)
これも毎日風を通して使っていないと、締め切ったままではダメになってしまいますね。きちんとした建物なら100年くらい平気で使えそうなのは楽器に似ています。
フルートは、古くなると金属の固さが変わってきてだんだんと音質も変わる、と聞いたことがあります。10年、20年のレベルだそうなので、毎日使っていたら私は気が付かないでしょうけれど。
そういえば、尺八は内側に漆が塗ってありますね。初めて見た時は、なんて高価な仕様なんだ!と思いましたが、耐久性を考えてのことだったのですね。先人は偉大です。

Re: No title 

春子さん

 家も人間が使っていると長持ちするんですね。不思議なものです。
 私のフルート(葉二)とは20年のつきあいですが、確かに最初の頃とは音質が変わってきてます。(しかもいい方向に)
 クラリネットやピッコロなどの木製楽器も水を吸わないような樹脂を塗ったらダメなんですかねぇ…。アイデアとしてはいいと思うんですけど。


No title 

どんな楽器でも、完成直後より、充分使い込んでからの方が良い音が出るもの、という気がします。
バイオリンは接着剤に膠を使っているから、傷つけず簡単に分解することが可能。だから徹底的なオーバーホールができるというのが、寿命の長い理由かな、と思います。
それに、材料の木の品質も関係ありそうです。だんだん良い品質の木材は減ってきていますから。
私の感覚では、木の管楽器は竹の管楽器より遙かに耐久性がありそうです。

Re: No title 

inti-solさん

 なるほど、確かにバイオリン等はオーバーホールしやすいと思います。使い込んだ方がいい音が出るというのは、どんな楽器でも共通でしょうね。昔の方が木の質が良かったというのは説得力があります。木よりも竹の楽器の方が寿命は短いですか?言われてみるとそんな気がします。

NoTitle 

竹の楽器の報が寿命は短いです。竹は外側は硬いですが、内側はかなり柔らかいので、湿気を吸ってグニャグニャになります(常時グニャグニャではなく、吹かなければ新品と変わらないのですが、吹くと、たちどころにグニャグニャになる)。だから尺八は内側に漆を塗るのでしょう。
ただ、内側がグニャグニャになっても、楽器として使えないというわけではないのですが。というか、私のケーナ、15年使って割れる汚れる内側グニャグニャ、でも音は良かったです。

Re: NoTitle 

inti-solさん

そうですか。竹は吹くとたちどころにグニャグニャになるんですね。それを繰り返していたら寿命が短くなるのは当たり前ですね。でも15年は使えるんですね。寿命が短いと言えば短いかもしれませんが、安価なフルートの中には数年でダメになってしまうものがあることを考えると、ケーナの方がずっと長持ちでしょう。
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