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参考音源付き記事

デニス・ブリアコフのアルタスPS

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 デニス・ブリアコフさんは、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場オーケストラ首席フルート奏者です。昨年の神戸国際フルートコンクールでは第3位・オーディエンス賞を受賞しました。ブリアコフさんはアルタスのPSユーザーとして知られています。アルタスPSの管体は銀の純度99.7%の強化銀で作られています。このほぼ純銀の強化銀のフルートは他にサンキョウとフルートマスターズが作っています。銀という素材は純度が上がれば上がるほど柔らかくなります。加工は簡単なのですが強度の確保が難しくなるので、特殊な加工を施すそうです。この純度の銀で作られたフルートは、いわゆる「遠鳴り」のするフルートだとされています。

 ブリアコフさんはアルタスのALモデルも持っているそうです。ALは銀純度が94.6%でオールドフレンチフルートのルイロットを目指したモデルです。PSとは音の傾向が違うとのことで、ブリアコフさんはオケでは専らPSを使っているそうです。ブリアコフさんのフルートの特色はこれだけではありません。最大の特徴はGキ―がオープンシステムになっているということです(ロシアではオープンGシステムを使っているフルート奏者は多いんだそうです)。

 このフルートはGの音を出す時に、左小指のキ―を押して出します。Gのトーンホールは通常のクローズGシステムのフルートでは二つ開いていますが、このシステムでは裏側のトーンホールは開いてません。3Eの音がEメカ無しでも楽に出せるのですが、それ以上に管体に余分なトーンホールを開けないので音色に良い影響を与えるとブリアコフさんは言っています。それではデニス・ブリアコフさんの演奏をお聞きください。私はこの演奏を聞いてPSってこういう音がするんだと感動しました。



 アルタスPSは音量を重視したフルートで、特に海外のオーケストラ奏者に支持されているとメーカーの営業さんからもお聞きしました。サンキョウやフルートマスターズ、パール等も同様の頭部管を持っています。誤解なさっている方もいるようですが、音量重視の頭部管は音色を作るのが「難しい」のであって、音色を「軽視」しているわけではないのです。同様に、音色を重視している頭部管は音量を出すのが「難しい」のです。

 私はアメリカ向けのパールForte頭部管を試したことがありますが、ヨーロッパ向けのものより、よりパワーが要求され、音量は出るが音色を作るのはさらに難しい頭部管だと思いました。人によってはこの頭部管はダメだと思うかもしれませんが、あくまでも自分の感覚です。頭部管そのものを否定することはしたくないものです。

 最終的には「音色」と「音量」と「音程」の三要素を、奏者と楽器でどれだけ高次元でバランスさせられるかでしょう。
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~ Comment ~

ためになるなぁ 

ものすごく!参考になりました。


やはり私にとって違和感のない、というか
耳馴染みのある音のような気がします。
聞きながらちょっとドキドキしちゃいました。

鳴らすことができたときには
これに近い種類の音がします。
(いや近いなんておこがましい…方向が似ている、程度でしょう(^_^;)(笑))

最近の音色への試行錯誤は
正しい方向を向いているのかな、と安心しました。
ある程度の楽器を吹いている以上は
少しでも特性を生かした音を出したいですもんね。

宝の持ち腐れにならぬようがんばります。

Re: ためになるなぁ 

いつりんさん

ブリアコフさんの力によるところが大きいとは思いますが、PSの実力は大したものです。私も驚いています。私が吹いていたアルタス1107の吹き方でALは鳴ったんですが、PSは違う吹き方をしないといけませんでした。でもPSの実力を発揮させられれば、こういう音になるんですねー。ぜひいい音を出せるようがんばってくださいね。私もマエスタを吹いているプロの音に近づけるよう頑張ります!
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