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指揮

「中間予備」の技術をどういう時に使うか

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 前回の指揮関係の記事でさりげなく「中間予備」という言葉を使いました。ところがこのブログでは「中間予備」の説明をしていませんでした。そこで今回は「中間予備」を中心に指揮の技術について説明していこうと思います。

 「指揮法教程」の練習題No.1(C.М.ウェーバー・ビアンキのアリア『こちらへおいで、美しいドリーナ』による変奏曲)に、この「中間予備」が出て来ます。この練習題は3拍子ですので、3拍子で説明します。普通に振ると「2」の点後から「3」にかけての「点」と「点前・点後」の位置は、下の図1の通りです。(手書きの図で恐縮です)
CA9VVWBL.jpg
 これは「点前・点後のある間接運動」ですが、次のフレーズのアインザッツを合わせるために、直前の「3」を直接運動で振ります。そうすると「棒」の動きが変わりますので、奏者の注意を引くことができるわけです。(図2) ②の点後をテンポ内で伸ばして③の「点」を明示することで、次の小節の1拍目をきっちり合わせるよう指示を出します。曲の中間で次の小節の1拍目を指示する「予備運動」をしますので「中間予備」というわけです。
CAGAHC2D.jpg

さて、「予備運動」とは曲の出だしの音を指示するための運動です。3拍子の曲なら「1・2・3」の3拍目から振り始めれば1拍目の音の出を指示できます。その際、3拍目の「点前」は不要になります。「3」の点後から振り始めれば良いわけです。「点前」をつけると「3」で音を出す指示と区別がつきにくくなります。

 弱起の曲の場合、予備運動は微妙に違います。アウフタクトが四分音符の場合の振り方は図1と同じです。では八分音符の場合はどうなるかというと図3のようになります。
CATXQEMC.jpg
 図の中にある「数取り」とは「加減速を伴わない」指揮棒の動きです。音は出さないようにするために、この「数取り」を行います。③の点後から振り始めて「第二の点(減速していって棒の動きが反転するところ)までの長さが八分休符分の長さになるようにします。ダイナミクスは「棒」の初速で表します。(初速が速いほど大きい音を表す)気をつけたいのは「第二の点」から①の「点」までも八分音符の長さだということです。これをしっかり理解して振らないと奏者が混乱してしまいます。

 その応用になりますが、もしアウフタクトが十六分音符だったらどうでしょう。図3と同じ振り方をして①の点前に入れてもらう方法もありますが、アインザッツをしっかり合わせたい時は図4のように振ります。
CAKQV76B.jpg
 図3とは③の点後から「第二の点」までの長さが違います。そして、そこから①の点前までは十六分音符の長さを表しますので、「棒」の速さも図3とは異なります。「予備運動」とは音の出を揃えるための技術ですので、指揮者の腕の見せ所ということになります。でも指揮のレッスンでは、これがなかなか出来ずに師匠からよく怒られました。
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