スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←ピッチや音程を合わせろというだけでは合いません →合奏の時にもっとも大事なのはリズム感・テンポ感です
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

フルート・購入のポイント

フルートを選ぶ時に音色は重要じゃないの?

 ←ピッチや音程を合わせろというだけでは合いません →合奏の時にもっとも大事なのはリズム感・テンポ感です
 8/13の「良い合奏をするために必要なこと」の記事で、音程の良いものを選んだ方が良いと書きました。するとメールフォームを通してタイトルにあるような内容の質問がありました。そこで急遽、補足説明をしようと思います。

 まず、私は「大ホールで響く能力を持った楽器」を基準に今の楽器(パールマエスタGP)を選びました。平たく言うと音量の出る楽器を求めたわけです。音色はどうでもいいというわけではなくて、奏者の方で音色を作ろうと考えました。パールフルートを選んだプロフルーティストが異口同音に言っているのが、「パールフルートは自分で音色を作れる」ということです。あのダニエラ・コッホさんもTHE FLUTEのインタビューで「響きや音色を自分で作れる」と言っていました。

 私が試奏したフルートの中には、素晴らしい音色を持っていても響きにくいフルートもありましたし、すごく良く響くフルートでも音色の変化のつけづらいフルートもありました。私の笛師匠が私のフルートを吹いた時に「日本のフルートは個性がない」と言っていましたが、「響きや音色を自分で作れる」ということは楽器自体の個性は薄いということです。これを長所と捉えるか短所と捉えるかです。

 プロのレベルで言うと、素晴らしい音色を持っている楽器を吹きこなす(高木綾子さんがヘルムートハンミッヒを吹いているように)のも、音色を自分で作る(ダニエラ・コッホさんのように)のも、難しいことです。フルートはおおむね音色を求めると音量が犠牲になり、音量を求めると音色が犠牲になる傾向があると私は思います。そこで楽器を選ぶ時は、音量を出せる奏者であれば音色を楽器に求め、音色を作れる奏者であれば音量を楽器に求めるのもひとつの方法です。

 アマチュアの場合(一般的なアマチュアの場合です)はプロと違って、音色優先のフルートでは音量までは求めにくく、音量優先のフルートでは音色まで求めにくいのです。技量の問題ですから致し方ないでしょう。吹奏楽の場合はどうしても音量が求められますから、音色はそこそこのフルートになるでしょう。私のフルートは音量優先のフォルテ頭部管ですが、それでも慣れれば良い音色が出ます。指揮者の立場で言いますと、楽器自体の音色の個性は強くない方がフルートセクションとしての音色にまとまりが付けやすいのです。フルートに限らず、管楽器はきちんと鳴らせられれば良い音色が出ますから、音量と音程のバランスのとれた楽器が欲しいというところです。

 アマチュアの場合、合奏で大事なのは音程です。音程の悪い楽器は合奏の時に苦労します。フルートの場合メーカーごとに微妙に音程が違っていたりしますので、できたら同じ音程の傾向の楽器を選びたいところです。選ぶ基準としてはCis(Des)と3Esの音程・音色が他の音とバランスの取れた楽器がいいでしょう。

吹奏楽部の顧問としては、どの楽器が良いと思うかとの質問を追加でいただきました。それぞれのメーカーで一長一短があって難しいのですが、備品や個人で購入可能な価格帯は20万円位までだと考えています。そうすると頭部管銀モデルですが、ミヤザワのアトリエⅠが良いと思っています。理由はそれほど腹圧がなくてもしっかり鳴ってくれることと、メンテナンスが楽なこと、音と直接関係のない所の作りを簡略化しているため、比較的安価なことが挙げられます。音色が明るめで吹奏楽に向いていることもあります。ちなみにうちの楽団の女性フルーティストは二人ともミヤザワの総銀製(リップゴールド)を使っています。


関連記事
スポンサーサイト



~ Comment ~

音量はどのようにして決まるのか? 

たかさん さんは、フルートの音量は、どのような要素で決まるとお考えでしょうか?
私の場合、以前は頭部管のカットと管体で大よそ決まると思っていました。しかし最近、頭部管のカットの影響は、そんなにないのでは?と考えるようになりました。
私の師匠も「クラシカルなカットでも、きっちり鳴らしてやれば、そんなに音量の差はない」と言っていました。最近、その意味が分かってきた気がします。私の楽器は音色重視ですが、周囲からはよく鳴ると評判が良いです。
あと、フルートの音量は、吹き手次第と言われる方も多いですね。

Re: 音量はどのようにして決まるのか? 

ラブリー♪さん

なかなか難しいご質問をなさいますね(笑)。本文でも述べましたが、奏者側に音量を出せる技量があれば、どんなフルートでも音量が出るでしょう。ただ楽器や頭部管によっても音量や音色に差はあると思いますよ。これも巷間言われていることですし、私がいろいろな楽器を試奏しても感じていることです。ラブリー♪さんの場合は、音色重視の楽器でも音量が出せるわけですから、その選択でよろしいのではないでしょうか。

NoTitle 

やはり難しいですかね(笑)
たかさん さんが何か特別な考えをお持ちかと思い、あえて質問させて頂きました。
音量や音色もそうですけど、愛着の持てる楽器、これが一番です♪

Re: NoTitle 

ラブリー♪さん

やっぱり難しいです(笑)。特別な考えとかはないんですけど…。ああ、後日アップする予定の題材がありました。でも構想はあるのですが書き方が難しく、下手をすると人によっては希望を失くしてしまうだけの記事になってしまうかもと危惧しています。

> 音量や音色もそうですけど、愛着の持てる楽器、これが一番です♪

その通りですね。

 

音色は好みの問題? 

お久しぶりです。

たかさんの記事はずっと見ておりましたが
新たに吹奏楽団へ入団したり、コンクール等でなかなか時間が持てませんでしたので、コメントできませんでした。

面白い記事だなと思い、久しぶりにコメントさせていただきます。

フルートを購入するときに私自身としては、音色や音量といった基準ではなく、吹き心地や響き(音色ではなく、楽器全体の振動と体の振動が心地よい感じ?)に重点をおきます。
まぁ理由は簡単で、どんなに大音量であっても、どんなに音色が好みであっても、吹き心地が最悪であったり、響きが合わないと魅力に感じないのです。

本来は自分の成長のために難しい楽器などを購入し、楽器の持つ個性や鳴りに自分の奏法を合わせさせるなど様々な楽器を使いこなすようなステップアップすることが必要かも知れません。
でも、今は昔と違い、初心者でも楽器の個性を引き出せる楽器がハンドメイドの世界でも存在するので、音色や音量などの好みで楽器が選択できる時代になったんだなと関心しています。
記事の趣旨から脱線しましたが、友人、知人が楽器を選ぶときに「吹いていて楽しい楽器を選ぶこと」とアドバイスをしています。
それが、毎日でも練習したくなり、音程や響きなどをコントロールするときでも、自分にあった鳴りで答えてくれると考えております。
せっかく自分が楽しむ趣味ですから、気持ち良く演奏したいものです。

Re: 音色は好みの問題? 

たくさん

お久しぶりです。お忙しい中、私の記事をずっと読んでくださって、ありがとうございます。

> フルートを購入するときに私自身としては、音色や音量といった基準ではなく、吹き心地や響き(音色ではなく、楽器全体の振動と体の振動が心地よい感じ?)に重点をおきます。

おお、それは私が次に書こうと思っていたテーマです。実はその記事の方が先に出来てました(まだ推敲中なんですが)。質問を受けたので急遽この記事を書いたわけです。この記事で私がさりげなく書いたことに注目なさるとは、さすがですね。

この記事は、スクールバンドで使うフルートはどういうものがいいかという視点で書きました。フルートをこれから学ぶ生徒にどんなフルートを使わせたらいいだろうかという質問があったからです。

経験が浅い、あるいは無い生徒の場合、本人が自分に合った楽器を選ぶことは難しいでしょうから、指導者側で楽器を選ぶ時の基準です。生徒の未熟な技量でも吹奏楽で楽しくやりながら上達していく楽器はなんだろうという、これも結構難しいテーマでした。

考えたのは、腹圧の強くない初心者でもそこそこの音量が出て、音程で苦労しない楽器がいいだろうということです。もちろん値段も重要です。そうすると総銀製の楽器は高価な上にキ―が銀製で狂いやすく、初心者が使うには扱いづらいだろうと考えました。管体銀か頭部管銀がいいだろうと思うのですが、音の差はそんなに大きくはない上に、管体銀は鳴らすのがちょっと難しいので、頭部管銀がいいだろうと考えました。あとは本文の末尾に追加で述べた通りです。

たくさんのコメントは、推敲中の記事にいいヒントをいただきました。また、いらしてくださいね。
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【ピッチや音程を合わせろというだけでは合いません】へ
  • 【合奏の時にもっとも大事なのはリズム感・テンポ感です】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。