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 ←合奏の時にもっとも大事なのはリズム感・テンポ感です →これは私の研究用に集めた動画です
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フルート全般

フルートの音と奏者の体格は関係あるのか

 ←合奏の時にもっとも大事なのはリズム感・テンポ感です →これは私の研究用に集めた動画です
 フルートの場合、基本性能の高いフルートの方が魅力的な音が出るし表現力もあります。ピッコロもそうです。私が所有しているYPC62は価格から考えたら良く出来た楽器だと思いますが、それでもハンドメイドクラスのピッコロと比べたら基本性能の差は明らかです。頭部管を変え、本体にチューニングを施したとしても、その差は埋まらないでしょう。設計段階での基本性能の差があると思っています。不思議なことに楽器としての設計は同じでも製作段階でも楽器の出来不出来があります。

 声楽は人間の体そのものが楽器です。フルートが楽器としての出来不出来があるように、声楽をやる楽器として人間の体を見た場合、やはり基本性能の差があるそうです。私の友人のある音楽の先生がそう言っていました。ご本人はプロとしてやっていこうと死に物狂いの努力をしたそうです。「親には家一軒建つくらいのお金を出してもらったんだけどね」と言ってました。プロの声楽家になるのは厳しいです。

 それではフルートの場合、奏者の体は楽器として影響しないのでしょうか。私の考えは「声楽ほどではないけれどある」です。私は声楽の体の使い方と管楽器の体の使い方(体の響かせ方)には、かなり共通点があると思っています。お断りしておきたいのは、フルートを吹く能力全体のことを言っているわけではなく、あくまで楽器としての「体」のことについてのみの考えです。言い換えると「どのくらい自分の体を楽器として響かせられるか」ということです。

 フルート自体が鳴りにくかった30年以上前、一流フルーティストは、みな体格のがっしりした大男というイメージがありました。まあ、私のイメージはどうしてもランパルやゴールウェイに偏っているきらいがあります。少なくとも千人以上の大ホールでソロリサイタルがやれる音を持っている人は、体格もそれなりだったと思います。フルートが鳴らない分、体で補っていたのではないかと思っています。

 では体は大きければ大きいほど良いのかというと、そうでもなさそうです。やはりフルートを響かせられる体とそうでない体があるのかもしれません。こればかりはやってみないとわかりませんが。ダニエラ・コッホさんは雑誌のインタビューで「フルートが私を選んでくれた」と意味深長なことを言っていました。世界に出て活躍したいと思っている人には重大な問題かもしれません。でもフルート愛好者には関係のない話ではあります。なぜかというと最近のフルートはどれも鳴らしやすくなっているからです。昔だったら名人でないと鳴らすことすら難しかった総銀製ハンドメイドモデルが、アマチュアにも鳴らすことができるようになっています。

 ※余談ですが遥か昔、私は笛師匠が吹いていたハンミッヒ(たぶんヘルムート)を吹かせてもらったことがあります。音を出そうと息を入れたのですが、音が出ず「空振り」してしまったことを思い出しました。その後は音が出たのですが、もうヨレヨレ…。思い出したくなかった思い出です(苦笑)。そういえばヘルムートは高木綾子さんですら苦労しているフルートですよね。

 ただフルートが鳴らしやすくなったとは言っても、自分の体がどんなフルートを響かせられるのかを探るのはアマチュアにとっても大事です。材質の特性から言って銀のフルートと金のフルートでは響かせ方が違うと思います。なにをどう吹いても銀のフルートの方が合うと言う人もいるでしょうし、金のフルートの方が良いという人もいるでしょう。金という材質の方が「遠鳴り」はすると思いますが、合わない人もいるのです。自分に合う金のフルートを探して、苦労しているプロの方もいらっしゃるので、私の考えは外れてはいないと思います。吹き手の奏法も影響するとは思いますが、やはりフルートと自分の体の相性もあるかもしれません。

 私の持論ですが、初心者のうちは鳴らしやすい洋銀製のフルートで腕を磨き、次に買い替える時にじっくり自分に合うフルートを探すといいでしょう。その時の基準は「吹いてて楽しいフルート」です。いくら高価なフルートでも自分に合わないフルートだったら、なんにもなりません。自分に合っているフルートは吹いていて楽しいものです。自分の体とフルートが「共鳴」してくれますから。

追記です。

本文中で、「思い出したくなかった思い出」を書きました。遠い昔の一回きりのことなので、記憶が定かではなくなっています。音を出すつもりで吹いて音が出なかったのは、あのフルートが最初で最後です。

そりゃあ、慣れれば出るんでしょうが、あのフルートを人前で吹くのは相当な技量がいるなあと改めて思いました。高木綾子さんが何かの雑誌のインタビューで「本当にイヤになる時もある」と言ったくらいのフルートがヘルムートです。

笛師匠が持っていたフルートがヘルムートかどうかよく覚えてません。今回の記事を書くに当たってご本人に確かめればいいんですが、それすらも聞く気力がわきませんでした。

覚えているのは、独特のキーカップの形とG/Aトリルキーが付いていたこと、Eメカと右手Es/Desキーにローラーが付いていたことなどです。こういう細かいことを覚えているのは、それが珍しかったからです。何しろ当時のムラマツフルートはEメカも付いてませんでしたから。

たぶん、この思い出があって私はフレンチスタイルのフルートに興味を持つようになったんだと思います。最近それを忘れてジャーマンフルートもいいかなあと思うようになって、これを思い出しました。

いやはや強烈な思い出です。
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~ Comment ~

フルートの音と体格 

 今、教室通いを中断していますが、この教室には、私が教わっているA先生以外にもう一人のフルートのB先生がいらっしゃいます。お二人とも同年代、同じ音大卒で、師事した先生方も共通です。
 A先生は中肉中背、がっちりした感じで、吹き方はパワフル、音量があり、ブラスバンドをバックにコンチェルトを吹いても大丈夫そうな気がするくらいです。B先生は背が高く、ほっそりした方で、音色がとてもきれいですが、音量があまりありませんので、大ホール向きとは思えません。
 周囲からも、違いについて言われることが多いそうです。

 

エルネスト・アントルメさん

やっぱり、体のがっしりした人はパワフルな音を出すというイメージがありますよね。

プロとしてやっていくのは大変だなあと思います。

NoTitle 

笛の音と体格は関係はあると思います。多分、他の条件が全て同じなら、体格が良くて肺活量が大きい方が有利です。ただし、「他の条件が同じなら」というのがくせ者で、実際には他の条件が全部同じで体格だけが違う、なんて比較はあり得ません。
実際には、体格が小さくても、他の条件でそれをカバーして素晴らしい音を出す人はいっぱいいます。フォルクローレの世界でもそうです。小柄な女性で、大型のサンポーニャを腹に響く凄い音でバリバリと吹く人も何人か知っています。
まあ、フォルクローレの楽器は、大きなホールでは必ずPAを通すので、完全生音のみのクラシックとは少し条件が違うかもしれませんけど。

Re: NoTitle 

inti-solさん

> 実際には、体格が小さくても、他の条件でそれをカバーして素晴らしい音を出す人はいっぱいいます。
> まあ、フォルクローレの楽器は、大きなホールでは必ずPAを通すので、完全生音のみのクラシックとは少し条件が違うかもしれませんけど。

おっしゃる通りだと思います。単純に体格だけの比較は現実的には無理でしょう。
フォルクローレのことは良くわかりませんが、30年以上昔、ある外国人女性フルーティストのリサイタルを聞きにいったことがあります。小ホールだったのですが、フルートを響かせるのに必死だなあと思ったことを覚えています。
普通プレスをする時に肩まで使わないのですが(楽器が安定しませんから)、その人はお腹から背中から肩まで使って吹いていました。小ホールだったので十分に響いてましたが、そこまでしないと鳴らないのかと思ったもんです。ちなみにそのリサイタルは私の笛師匠も聞いていましたが、感想は同じでした。
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