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吹奏楽合奏理論

ピッチを合わせるのは重要です

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 吹奏楽コンクールでは、バンド全体のピッチが合っているかどうかで評価がずいぶん違います。どうやってピッチを合わせるかがとても重要です。管楽器のピッチは、①奏者の奏法、②気温と湿度、によって変化します。どんな楽器でも多かれ少なかれ「気温と湿度」の影響を受けます。どのような影響があるかは認識していないといけません。でも、ピッチが合わないのは、ほとんど「奏者の奏法」が悪いのが原因です。奏者自身の「音に対する感覚」と「演奏技術」の二点に気をつける必要があります。

 自分の音が基準の音と合っているかどうか判断できるかどうかが「音に対する感覚」です。チューニングの時に音だけを聞いて「高いか・低いか・合っているか」の判断が出来る感覚だと言ってよいでしょう。奏者は、まずこの感覚を磨くことです。自分が音を出す時だけでなく、他人の音が「高いか・低いか・合っているか」判断するようにします。もちろん正解がわからなければ感覚が磨かれませんから、チューナーを見て、自分の感覚が合っているか確かめます。

 この練習は、気温・湿度の条件の良い4月~6月の梅雨入り前までの間にすると効果的です。楽器が「気温と湿度」の影響を受けることが少ない時期だからです。9月下旬~11月上旬も良いでしょう。吹奏楽コンクールの練習が本格的になる7・8月は、「気温」で楽器自体のピッチも変化しますから、これにどう対処するかが問題です。気温が余りにも高い時は、管を相当抜かないと442Hzになりません。しかし、抜き過ぎると管の鳴りや音程に悪影響があります。

 その上「奏法」がしっかりしていないと、いくら管を抜いてもピッチが下がらなくなります。しかも444Hzどころか450Hz近かったりすることもあります(私も過去に経験があります。いや最近でもそんなことがありました)。息をしっかり吹きこめない人ほど気温によるピッチの変化を受けやすいようです。最近はエアコンが普及して以前ほど「気温」を気にしなくても済むようになりましたが、それでもエアコンのないところで練習しなくてはならないことも多いでしょう。

アマチュアの場合、気温に合わせてチューニングのピッチを変える必要があります。

 経験上、おおむね32℃を超えるともう442Hzでは合わなくなります。その時は442Hzに+○○セントで合わせるように指示します。「今日は34℃だから442Hz+10セントね~」という具合です。これも根拠なしには決めません。奏法のしっかりした生徒と私が実際に楽器を吹いてみて、管の抜き過ぎで音色を損なわない範囲で、+何セントかを決めるのです。

 もし、エアコンのある部屋があれば、28℃で442Hzジャストで合わせる練習をします。耳に聞こえるピッチが何種類かあるのはややこしいかもしれませんが、ピッチに対する感覚を磨くのに良いと思っています。もし純正律で和音を合わせようと思ったら、第3音を13セント位低くできないといけないわけです。和音を合わせる時にはチューナーは頼れません。耳の感覚だけで合わせられないといけませんから、なおさらこういう練習が必要だと思います。

 この音に対する感覚が試されるのが吹奏楽コンクール当日です。コンクール会場は全館冷房が効いているというものの、各部屋で温度が微妙に違います。楽器置き場は会場入り口近くなので気温高め、地下のチューニングルームは寒いほどエアコンが効き、ステージ上はその中間、といった具合です。本当はこのくらいの温度差だったら影響ないはずなのですが、どうしても影響が出てしまいます。チューナーを見ていきなり低いので焦ったりします。そこで、「チューニングルームでは442Hz-5セントね~」なんて指示を与えたりしました。

 これをいきなりコンクール会場でやってもダメですから、普段の練習でやっておくわけです。エアコンのある部屋を26℃に設定しておいて、「442Hz-5セントね~」とやるわけです。26℃くらいだったらそんなことやる必要ないのですが、夏場の練習ではアンプシュアが低めのピッチになっていることが多いので、こんなこともあります。地球環境には良くないので、こういう練習はそうそう出来ませんが、ピッチの変化に対する意識をつけるには良い練習です。 
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