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指揮

瞬間運動で振らねばならない曲~「剣の舞」

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 ハチャトリアン作曲の「剣の舞」は管弦楽のクラシック曲の中ではかなり有名な曲です。クラシックの小品を集めたCDには、まずこの曲が入っています。まずはこの音源をお聞きください。


 「ああ、この曲か」とお思いの方も多いでしょう。オッフェンバックの「天国と地獄」と並んで運動会でも流れていたりします。ところがこの曲は指揮者泣かせの曲です。なんと言ってもテンポが速い、リズムが細かいのです。こういう曲を振る時に指揮者はどういう振り方をするかで悩むのです。私が今持っている吹奏楽版の「剣の舞」の冒頭部分は、四分音符144の四拍子です。考えられるのは、一小節を二つに振るか四つに振るかです。ところがほとんどのプロオーケストラの演奏を聞くと、どう考えてもこのテンポよりははるかに速いのです。この曲は音符が細かいので二つに振るとアンサンブルが崩れがちです。こちらの演奏をお聞きください。



 演奏自体のアンサンブルはそんなに崩れていないと思いますが、二つ振りだと曲の細かなニュアンスが表現しづらいことがわかります。プロではこんな驚くべき演奏がありました。


 なんと指揮者が一小節一つ振りしているところもあります。でもすべてを一つ振りするわけにもいかず、時々「分割」が入っています。このテンポで演奏すること自体面白いと思いますが、アンサンブルとしてはウィーンフィルだから出来た演奏でしょう。ここは「瞬間運動」を使って四つに振った方が、アンサンブルは整えやすいと思います。

 小澤征爾さんがベルリンフィルを指揮したVTRを見ると(動画がないのが残念です)、まさしく「瞬間運動」の四拍子で振っています。もともと小澤さんがベルリンフィルを指揮すると、指揮棒の動きとオケの音の出に「タイムラグ」があることがはっきりするのですが、これが直接運動である「瞬間運動」だともっと「タイムラグ」があります。指揮棒の動き始めが拍のアタマなのですが、それを見てオケが音を出すためです。指揮者にとっては自分が振ったのよりも、かなり後に音が聞こえるのでかなり振りづらいのです。

指揮者の技術の問題で曲のテンポが制限されてはならないので、「瞬間運動」をマスターしたいものです。

 「剣の舞」の中間部の三拍子は「一つ振り」で私はやっています。リズムが控えめになって流れるようなメロディーが前面に出てくるからですが、この時の拍子が変化する部分の指揮は、四拍子から三拍子のところが「1+3(一つ振り)」、三拍子から四拍子のところは直前の三拍子を「中間予備」で振ります。

 



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カギコメさん

申し訳ありません。「中間予備」の詳しい説明は後日書かせていただきます。
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