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指揮

少しずつテンポを上げる指揮のやり方

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 前回の指揮法講座で、ブラームスの「ハンガリアンダンス第5番」の指揮を取り上げました。これはジプシー音楽ですので、クライマックスに向かって「踊り」のテンポが上がっていくのが最大の特徴です。ということは、少しずつ指揮のテンポを上げていかねばなりません。J.シュトラウス作曲のワルツ曲「美しく青きドナウ」も同じように振らないといけません。まずは音源をお聞きください。

  2002 小澤征爾 Seiji Ozawa 美しき青きドナウ 

 指揮者の小澤征爾さんは、斎藤秀雄先生のもとで指揮を学びましたから、この曲は「指揮法教程」の練習題でしごかれたはずです。動画を見ますとイントロの振り方は「指揮法教程」の振り方がベースになっています。小澤さんの指揮が映っているのがほんの少しなのが残念ですが、イントロの後の第1ワルツ(ホルンで奏でる有名なメロディー)の冒頭が、このテンポアップのわかりやすい部分です。

 三拍子はゆっくりしたテンポでは一小節を3つで振ります。速いテンポなら1つで振るのが原則です。しかし、ゆっくりとした「3つ振り」から、だんだん速くして「1つ振り」にしていく振り方で、音楽が生きもし死にもします。「3つ振り」から「1つ振り」に変化して行く過程で指揮の振り方は、「2+1」か「1+2」の動きをします。第1ワルツ冒頭のホルンは「3つ振り」ですが、次の小節は「2+1」です。手の動きを少しずつ速くしてテンポを上げて行き、数小節後は「1つ振り」にします。

 この部分の指揮は何度も練習しないと上手くできません。そういえば、手っ取り早くプロの演奏のCDに合わせてこの部分の指揮の練習をしてレッスンを受けたら、櫻井先生からきついお叱りを受けました。なんでわかったのか今でも不思議です。秋山和慶先生のレッスンの時には、実際にヨーロッパのオーケストラでこの曲を指揮なさった時の貴重なお話しが聞けました。ウィンナーワルツの独特な「ブン・チャッチャ」のリズムは1拍目の低音楽器が早めのタイミングで音を出して、その音を引っ張るんだそうです。ですから、ウィンナーワルツの指揮は通常の「ワルツ打法(ワルツを振る時の1つ振りをこう言います)」と違って、3拍目の点から1拍目にかけて棒を加速させて良いんだそうです。(専門的過ぎてわかりにくくてすみません)

 実際に「ウィンナーワルツ」を振る時は、ショパンのワルツを振る時と違って、棒の動きは「加速」と「減速」の割合が大きいです。棒の「減速」をしながら、テンポを上げていくことの難しいこと。最初のこの曲のレッスンの時はこの曲だけで半年くらいレッスンを受けました。それでも最後は「おまけ」で合格させていただいたと思います。この曲が終わると、秋山和慶先生、櫻井将慶先生、連名の「修了証」をいただけるのですが、私はどうも「修了」した気持ちになれませんでした。

 2001年の演奏会の時に、この曲を取り上げることになって(映画「2001年宇宙の旅」になぞらえての企画でした)、櫻井先生にもう一度この曲のレッスンをお願いしました。あしかけ10年この曲の指揮を勉強しました。いや、今でも勉強中です。奥の深い曲です。
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