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フルート・奏法

今、生徒にフルートを教えています!…3

 ←日々雑感・5月6月7月 →トリルだけどトリルキーを使っちゃダメ~7/11楽団の練習
 期末テストが明けて練習が再開された7/10(土)に3回目のレッスンをしました。レッスンも3度目になると、なかなか解決できない課題も明らかになってきました。フルートを始めたばかりの時に、ほとんどの人が経験したことでもあると思いますので、まずこの点から述べたいと思います。

 ひとつは「息の吸い方」です。どうしても浅く速くなってしまいがちです。管楽器を演奏するためには、プレスが速くなければいけないのですが、浅く(つまり息を吸う量が少なく)なってしまったら、元も子もありません。「常に深く吸う」ことを意識しなければいけません。本番で演奏する時にプレスが吸えず演奏が台無しになることがよくあります。ブレスが浅いと息がすぐに足らなくなるだけでなく、音も悪くなるのです。

 もうひとつ重要な点があります。「プレスが浅いとアガる」のです。ふだんは浅いプレスでも緊張はしませんが、本番の時は誰でも緊張します。人間って緊張すると呼吸が浅くなるんです。ふだん浅いプレスしかしていないと、本番ではもっと浅くなりアガってしまうのです。別の言い方をします。みなさんは気持ちを落ち着ける時に何をしますか?深呼吸をする人も多いでしょう。深呼吸をすると気持ちが落ち着くのです。乱暴な言い方になりますが、「深いプレスができればアガらない」のです。少なくとも精神的に緊張しても、プレスが深ければ悪い音にはならないでしょう。この日のレッスンで最初に生徒に教えたのはこのことです。どうしてもプレスが浅くなってしまうクセがあることがわかってきました。でもこれは、今まで教えた生徒のほとんどが同じですから共通の課題でしょう。

 次に気がついた悪いクセは、「指先に力が入り過ぎている」ということです。なにしろ指先が真っ白になるくらい力が入っています。そうすると腕全体から肩にかけても余分な力が入っていますから、ブレスにも悪影響があります。それだけでなく細かくて速い音符に対応できません。ましてやフルートの場合、指先に力が入ったままだと高音域のクロスフィンガリングに対応できません。深くブレスをすることと肩・腕・指の力を抜くことは、コンクール本番で演奏を成功させる秘訣です。

 さて、このことを説明してロングトーンをしてもらいました。すると以前は出来ていたことも出来なくなっていました。まずアパチュアが広すぎるのです。フルートの音色も良くありません。原因は明らかです。

 「鏡やチューナーを使っていなかっただろう」

 テスト前とテスト期間中は30分くらいしか練習できませんでしたから、楽器だけ出して、チューナーも鏡も使わずに音出しをしていたのでした。これだとだんだん奏法がズレていくんです。特に初心者の場合は。

 追記です。チューナーを使うとピッチのずれが目で見てわかります。ピッチのズレ=奏法のズレですから、わかりやすいですし、鏡を使えばアパチュアと歌口のズレがわかります。私が生徒の吹いているのを見てもすぐわかります。どこを見ているのかお知りになりたければ、師事なさっている先生に聞いてください。私も30年前笛師匠からフルートの手ほどきを受けた時に、なんで師匠の位置から微妙なズレがわかるんだろうと不思議でした。

 テストが終わった後は、奏法がズレていたにも関わらず、高音域の練習を音を出しながらやっていたらしいのです。私はこの心意気は買います。でも高音域の練習をうかつにやると、どんどん下手になるのです。「指だけ練習」を指示したのはこういう理由です。ということで、この日のレッスンは高音域の練習はしないで、中音域のロングトーンを中心に奏法の矯正をすることでほとんど終わってしまいました。でも100分間、立ちっぱなしの吹きっぱなしでした。

 高音域の音をきれいに出すためには中音域の奏法がしっかりしていないとダメです。高音域のレッスンは次回ということになってしまいました。ただ彼女はレッスンの後、鏡を見ながらずっと私が言ったこと(「深いプレス・脱力」)に気をつけて、中音域の練習をしていました。

 これだけ頑張っているなら、ぜひ良い演奏をして欲しいなあ。次回はもっとハードにやるぞ~。
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~ Comment ~

NoTitle 

ブレスが浅いとあがる、というのは気がつきませんでした。
管楽器はいずれも腹式呼吸が基本ですが、息を深く吸うと、どうしても胸で呼吸してしまう傾向があります。それは仕方がないと思っているのですが。

そうそう、私もフルートは指先に力が入りすぎていると自覚しています。指先が白くなるほどではないですが、無駄に力が入っているなと自分で思います。何故かというと、最低音のドがどうしても力が入ってしまうのです。それまでは「力を抜いて」と心がけていても、最低音のドが出てくると、ついつい力が入ってしまい(出しにくい音ですから)、そのままその後も力が抜けないのです。

Re: NoTitle 

inti-solさん

 「プレスが浅いとアガる」というのは、ウソではありません。ただ中高生相手に話をするのに多少デフォルメしています。昔あるプロのフルーティストは腹式呼吸+胸式呼吸のすごいプレスをしていましたが、それを100%とすると、私自身のプレスはせいぜい80%です。むしろ「お腹の支え」が大事だろうと思ってます。本番前の緊張した中でも「腹式呼吸」を意識してもらおうという意図です。

 指先から力が抜けるようになるには時間がかかると思います。なんか本能的なんですよね。これも常に意識してないと、中高生くらいだと本番で指がこわばって動かなくなることがあるので意識してもらおうというわけです。inti-solさんの場合は本番経験豊富ですから、あまり関係なかろうと思います。
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