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フルート全般

日本のフルートのモデルはヘルムート?

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 THE FLUTEの第106号を買いました。
     fl106.jpg

 1年間の定期購読が終わったからなのですが、継続しなかったのは会員のメリットを感じなかったからです。面白い記事のある時だけ買おうと思いましたが、今月号はちょっと面白い記事がありましたので、ぱっと買ってしまったわけです。興味を引いた記事は、「~村松孝一氏が遺したもの~第1回│製作者に聴く」と「シリーズ フルート頭部管徹底追求!〈最終回〉特別編 ヘルムート・ハンミッヒの芸術 フルート・アトリエ ヤナギサワ」の二本です。

 細かなことはTHE FLUTEの記事をご覧いただくとして、この二本の記事を総合して考えると、ムラマツフルートの創始者の村松孝一氏は、ヘルムート・ハンミッヒをモデルに自身のフルートを製作したらしいということです。その時代、ヘルムートは共産圏の東ドイツに住んでいましたから、連絡を取って教えを乞おうにも、それすらも出来ず、ひたすら自分自身の独学でフルート作りの研究をしたそうです。

 これはTHE FLUTEの記事には出ていませんが、どうしてこういう音がするのかモデルとなったフルートを切断して研究したこともあるらしいです(20年以上前のムラマツの機関誌に出ていました)。結果としてヘルムートから教わっていないのに、ムラマツはヘルムートと同じ作り方をしていたそうです。もしかして切断されたフルートってヘルムート?相当手間のかかる作り方らしく、ヘルムート・ハンミッヒは460本(ピッコロ・木製も含めて)しか生産されなかったそうです。

 さて、最近のフルートの傾向として、リングキーのいわゆる「フレンチフルート」がもてはやされているように思います。フレンチフルートのモデルはいわずと知れた「ルイ・ロット」です。30年近く前になりますが、私はカバードキ―のムラマツから、リングキーのサンキョウに買い替えました。結局両方を使い分けていましたが…。

 リングキーにしたのは、その頃はカバードキ―全盛の時代だったので、違う傾向のフルートが欲しいという天の邪鬼な性格と、当時ランパルが来日したこともあり、リングキーのフルートにあこがれがあったからです。サンキョウフルートを買ってから、アランマリオンが来日して、その音を生で聞いてサンキョウを買って良かったと思いました(なんて単純なんでしょう)。

 ランパルはアメリカンフルートのヘインズも吹いていたと思います。ヘインズのランパルモデルは特別製で他のヘインズとは一線を画するものだったらしいです。サンキョウはカバードも作っていましたが、私個人はアメリカンフルートがモデルだと思ってました。サンキョウのメーカーロゴはパウエルとそっくりですしね。昔のブログ記事に「パリのアメリカ人」と形容したことを思い出しました(悪い意味ではありません)。

   menu-mark_re.jpg

    index_03.jpg

 カバードキ―のムラマツとリングキーのサンキョウの音色は全く正反対でした。これは今よりももっとその差が激しかったと思います。最近はどのフルートメーカーも個性が薄くなっているかなあ…。はっきりルイロットをモデルにしたと謳ったのがアルタスでした。私が創立間もない頃のアルタスフルートを買ったのも当然と言えば当然でしょう。何しろ製造番号は1900ですので、もう初期も初期(笑)。

 アルタスを20年使ってパールを買ったのですが、私にとってアルタスとパールは傾向が違うフルートだと思いました。もちろん私の音の目標はランパルですので、リングキーのフルートを買ったわけです。しかし、最近パールフルートギャラリーに行って、パールフルートのモデルはヘルムート・ハンミッヒだということを聞きました。そういえば昔そんなことをどこかで聞いたことがあります。フレンチフルートがもてはやされている今の日本で、ジャーマンフルートをモデルにしたと謳っているのは勇気があるといえば、勇気がありますねえ。

 ただ、ヘルムートを使っている高木綾子さんの音を聞くと、パールはヘルムートほど、音の個性はないと思います。それでもマエスタは固有の音色を持っていると思います。なにしろ頭部管が違ってもパールっぽい音はしますし、神戸国際フルートコンクールで優勝した、ダニエラ・コッホさんのマエスタと私のマエスタとでは共通する音色を感じます(腕前はまるで違いますけど…汗)。

追記 YouTubeに高木綾子さんの演奏がアップされていたので、リンクを張っておきます。
  福田進一.高木綾子.ラヴェル:ハバネラ形式の小品 フルート+ギター
違う人の演奏で同じ曲を聞き比べてみるのもおもしろいでしょう。フルート自体の音色の違いが明白です。
  ラヴェル:ハバネラ形式の小品 ピアソラ:Bordel 1900 *HD対応

 もしかすると、これからの日本のフルートは、ジャーマンフルートに回帰するかもしれませんね。そうしたら、一足先にカバードキ―のオフセットでEメカ標準、GAトリルキーを付けて、足部管のキ―にはDisローラーを付けたものを買おうかなあ。これはバリバリのジャーマンフルート仕様ですからね。この仕様でマエスタをもう一本買うのも面白いか。今度はプリスティーンシルバーのソルダードモデルがいいなあ。ちょっと金額を調べたら、¥845,250。た、高い…(笑)。やっぱりこのままフランス志向でいくか(爆)。
 
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~ Comment ~

 

こんにちは

お久しぶりです。

あの~、サンキョウフルートを「パリのアメリカ人」といったのは、どーしてですかぁ

 

よっちゃんさん

お久しぶりです!

本文にも書きましたが、フランスのルイ・ロットをモデルにアメリカのヘインズがランパル用のフルートを作りました。

パウエルはヘインズから分かれたメーカーです。そのパウエルとサンキョウのロゴが似ているのは、サンキョウはパウエルをモデルにしたのかなと思ったわけです。

アメリカのフルートは音量重視です。サンキョウもそうですからね。

 

ジャーマンフルートとフレンチモデル、鳴らし方や吹き方に差はあるのでしょうかね。
基本は一緒だと思うのですが、基本アルタスは内吹きでしかならないように作られているわけですよね(まあ外吹きでも鳴りますけど^^;)。
昨今日本はフレンチモデル全盛といわれていますが、これからジャーマンを歌ったモデルも出てきますかね(笑)
ムラマツのジャーマン度は低くなってきているようですし。
音量重視傾向ならフレンチは厳しいと思うのですが。
あまり良かろうが悪かろうがフルートはいまひとつ存在感が薄いと思うのは私だけ??・・・自虐的ですかね(笑)?

 

同じモデルでリングキーとカバードキーの差って、どのくらいあるんでしょうね。
以前にも書いたことがありますけれど、今使っているムラマツEXを購入したとき、ムラマツEXは3本あったんです。カバードキー(Eメカなし)と、オフセットリング(Eメカ付)、インラインリング(Eメカなし)
実は、音色が一番気に入ったのはカバードキーだったのですが、内心リングキーに対するあこがれが多少あったのと、それ以上に3オクターブのミがやっぱり出しにくくて、結局Eメカ付のオフセットリングキーにしました。
そのとき、私の音色の好みでは、カバード>オフセットリング>インラインリングだったんです。好みというか特色ですね。インラインリングは、他社のフルートとの音色の差が一番分かりにくく、カバードが一番分かりやすかったのです。でも、それがキーのシステムの差故だったのか、個体差だったのかは分かりませんけど。それぞれ1本ずつしか試奏していないですからね。

 

文章がちょっと途切れておりましたが、
音色が良かろうと悪かろうと、あまり熟考されていない吹奏楽の場合ではフルートは存在感は薄いのでは、と書いたつもりでした^^;スミマセン。。。

Re: タイトルなし 

inti-solさん

伝え聞きなので真偽のほどは定かでないのですが、リングキーとカバードキ―は微妙に設計の差があるそうです。たぶんハンドメイドモデル以上は、そうかもしれません。個人的な感覚ですが、ムラマツはカバードが一番ムラマツらしい音がすると思います。

パールマエスタは面白いことに、リングキーの楽器には、PHN-1という頭部管が標準でついていて、カバードキーの楽器はVivoという頭部管が標準です。私が吹いた感覚だと、リングキーの楽器にVivoの頭部管は合いませんでした。(人によると思いますが)

リングキーもカバードキーも大して変わらないという人もいるので、ほんのちょっとした差なんでしょうね。

Re: タイトルなし 

シラスマさん

追加コメントありがとうございます。まとめてレスさせていただきます。

もしかすると、奏法からしてドイツ式とフランス式は違うかもしれません。昔のオーケストラ、例えばパリ管弦楽団とベルリンフィルは全く違う音色を持っていました。今はボーダーレスになってますね。ウィーンフィルはまだサウンドに特徴があると思ってますけど…。

フルートの音色も、最近の演奏家は一本のフルートで吹き分けているかもしれませんが、フランス式の明るくひらひらとした音色はドビュッシーやベルリオーズには合っていると思いますが、バッハやブラームスはちょっと合わないと思います。ブラームスの交響曲第1番四楽章のフルートソロは特にそうですね。私がパールを選んだ時にプラ1のフルートソロとドビュッシーのシリンクスの両方を吹いてみて、一番満足できる音が出たのがマエスタだったのは、ある意味必然だったかもしれません。

吹奏楽では、おっしゃる通りフルートの音色なんぞ重視されていないような気が私もしてます。「pの時にフルで音を出し、fはどうせ聞こえないから適当に吹く」みたいなことをやっていたら、吹奏楽も進歩しませんね。


こんばんは☆ 

たかさんが紹介してくれたYouTube聴き比べましたよw個人的に↑の方が好きです☆比べるって面白いですよね☆
又フルートと同じ様にクラリネットもそうなのかな?なんて思ったりしましたv-22

今日も勉強になりました☆
ありがとうございます☆

 

ついでにオワタおみくじ一回で大吉でしたー☆
いつもよくなかったので!テンション上がったよー(爆)オセロも前に沢山しましたよ☆

Re: こんばんは☆ 

未来さん

演奏の聞き比べ、面白いですよね。私も結構好きです。ふだんはCDを何枚も買いこんで聞き比べをしています。クラリネットもフルートと同じだと思いますよ~。

> ついでにオワタおみくじ一回で大吉でしたー☆
> いつもよくなかったので!テンション上がったよー(爆)オセロも前に沢山しましたよ☆

おお、それはラッキー!ブログパーツで遊んでいただいてありがとうございます。オセロは私もよくします。おみくじの方は…、くじ運が悪いのでしてません(笑)

 

追記のYouTube聞き比べてみました。
けっこう違うものですね。私自身の好みでは、高木綾子のフルートの方が音色が力強くて好きかな。

 

inti-solさん

奏者の表現の差もありますから聞き比べる時は、それを割り引いて考えなくてはいけないんです。でもこれは楽器の音色の違いがはっきりしていると思います。

やっぱりヘルムートの方が味がありますよね。

私はオーレルニコレがこの曲を演奏したCDを持っています。彼はフランス人ですから、フルートもフランスの音です(フルートのメーカーはわかりませんが、後年日本製のフルートを吹いていたとも聞いています)

ニコレのフルートもすごく味のある音ですが、ヘルムートとは全然違います。

録音がアップできないのが残念ですが。
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