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 ←演奏会を行うことの難しさ~6/27楽団の練習 →日本のフルートのモデルはヘルムート?
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音楽全般

楽器の遠鳴りって…?

 ←演奏会を行うことの難しさ~6/27楽団の練習 →日本のフルートのモデルはヘルムート?
 これは感覚的なことで、非常に難しい話だと思います。いきなりヴァイオリンの話からで恐縮ですが、アイザック・スターンというヴァイオリニストがいました。私はこの人の音がすごく好きでした。この動画ではスターンの音の魅力が伝わらないかもしれませんが、お聞きください。クライスラーの「美しきロスマリン」です。

  Isaac Stern - Kreisler's Schon Rosmarin

 この人の音でよく言われていたのが「近くで聞くとまるでやせた音だが、ホールの客席で聞くと実に豊かな音になる」ということでした。ランパルの音も同じだったと言われています。こういった超一流のプロだけでなく、概ねホールで響く音を出している時は、近くで聞くと案外「いい音」ではないものなのです。

 ということは、いつも近くで聞いている指揮者の位置では、まともな音は聞こえていないということです。このことを知らないアマチュア指揮者は、指揮台の位置でベストの音が出るようにサウンドを作ってしまい、ホールの中では貧弱なサウンドにしてしまうことが多いのです。

 また、奏者自身が「いい音だ」と思っている音は、ホールで通用する音なのかどうかはわからないということでもあります。特に管楽器は顎の骨を通じて直接鼓膜に届く「骨導音」も聞こえていますから、他の人とは違う音を聞いているのです。自分の声を録音して聞いてみると、自分の思っていた声と全然違うという経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

 自分の演奏を録音して客観的に聞くということが大事なのもこのためです。ホールで響く音を出しているかどうかは、ホールの中で他人に聞いてもらうよりありません。ホールで響く音を出していると言われた時に、自分はどんな音を出したのか、その感覚を頼りに「遠鳴り」する音を出せるようにするのです。その時の自分に聞こえる音は、決していい音ではなかったりするのです。

 この感覚はなかなか掴むのが難しいです。自分の音を直接ホールの客席で生で聞くことは不可能ですから。ただ、ホールで演奏する機会のある人は、ぜひ掴んでおきたい感覚です。結局、遠鳴りする音を出せる人の吹き方を学ぶしかないのだろうと思います。私も笛師匠の音(というより息の流れとか使い方)を、一緒に吹きながら学びました。これが大きいと思います。次回はフルートに限定して「遠鳴り」について考えます。

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~ Comment ~

魔法が使えたら 

おはようございます。

「遠鳴り」
残念ながら、自分では分かりません。
息をガンガン入れて吹けばいいってコトじゃないのは、分かっているんですが・・・

魔法が使えたら。
自分の演奏を、客席から直接聴いてみたい。
30年以上前から願っているのですが、神様は叶えてくれません。
N響主席の神田氏も同じことをおっしゃっていました。

音がキーを押さえてる指、全てで感じられる時はいい状態なのでしょうか?

Re: 魔法が使えたら 

フルト二ウムさん

おはようございます。そうなんですよ。「遠鳴り」って自分で直接実感できないから困るんですよねえ。魔法が使えたらどんなにいいことか…。

> 音がキーを押さえてる指、全てで感じられる時はいい状態なのでしょうか?

そういうことも言えるでしょうね。ただ、そうするとCisの音なんかはわからないということになります。実際に私は自分のフルートを吹いていて、そう思いました。

次回の記事では、フルートに限って「遠鳴り」について考えようと思っています。いざ、演奏となったら「自分の音は遠鳴りしてる」と信じて吹くしかないと思いますよ。

 

昨日はコメントへのお返事、ありがとうございました。

昨日からたかさんのブログを拝見していますが、既にファンになってしまいました。
機会があれば色々とお話を聞かせていただきたいです。

 

たいさん

私のファンになっていただいてありがとうございます。

これからもよろしくお願いいたします。

 

自分では分からない…なるほどです。
確かに自分の音は自分で聞けませんし…録音した音は何か違うのでしょうし……

…僕の場合は「基礎練習」をしっかりこなし、地力をつける事が当面の課題ですが(^^;

6/28、遂にチューバが家に来ました!(勿論取りに行ったのですが)
あの時はあまりこの楽器の事を知りませんでしたが…ミラフォンのスタンダードモデル(1980年前後に作られる)ということが分かりました。

大学もあり、バイトもあり…どうやってこの子を生かそうかを悩んでいます。
当面は自宅や公民館での練習ですね!

いずれ何処かの楽団に入る事を夢に見つつ、練習をしていきます

Re: タイトルなし 

樽緋ゆたかさん

 そう、本当の自分の音って自分ではわからないんです。まあ、楽器をしっかり鳴らすしかないんでしょうが…。

 ところで、とうとうあのミラフォンがマイチューバになったのですね。良い楽器は何十年も持ちますから、くれぐれも大事にしてくださいね。いずれはどこかの楽団で活躍することを祈ってます。

遠鳴りを自分で判別する方法 

尺八を吹いて43年目です。ここ10年ほどでやっと「音」に開眼しました。
フルートや尺八で、”側鳴り”と”遠鳴り”を近くでも判ることを発見したのです。(これを40年前に言ってた人がいました)。
管の、歌口近辺で鳴ってる場合=側鳴り(近鳴り)
管体全体で鳴ってる場合(管尻で聞いて大きく聞こえる)=遠鳴り

高木綾子氏がブログに書いてました、部屋の向こうから返ってくる音が聞こえるように吹きなさい、と。これが後者だと思います。

Re: 遠鳴りを自分で判別する方法 

じなしふくぞうさん

ようこそいらっしゃいました。コメントありがとうございます。最初にいただいたコメントには本文がなかったので、そのまま非公開にしてしまいました。すみません。

> 尺八を吹いて43年目です。ここ10年ほどでやっと「音」に開眼しました。

素晴らしいキャリアですね。そこまでやらないと、なかなか「音」に開眼しないんでしょうね。側鳴りと遠鳴り
については、おっしゃる通りだと思います。高木綾子さんの言葉も、遠鳴りする吹き方を具体的にイメージできますね。

またいらしてくださいね。

私が不器用なだけで 

自分で遠鳴り出来るようになったのが遅すぎただけで、コツが判れば誰でも短時間で出来るようになると思います。
私は、自分で古いタイプの尺八(中の節を抜いただけの尺八)それも太いものを作りだし、その吹き方のコツが判ったところで、それが遠鳴りだったのです。
フルート、篠笛、尺八、それぞれに最適な息のスピードがある、ということに気づきました。それも初心者が考えるよりも遅い息です。
もう一つは口腔やノドを開くこと。ノドを開くといっても声帯のことではなく、声帯より上の空間を拡げる・すなわち喉仏を下げることです。
それにより、楽器の共鳴が最大になる息を与えることが出来る、と考えています。(口腔等にも共鳴するとも考えられます)。

Re: 私が不器用なだけで 

じなしふくぞうさん

コメントありがとうございます。
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