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フルート・購入のポイント

メーカーごとのフルート作りのコンセプト

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 私はムラマツから始まって、サンキョウ、アルタス、ヤマハ、パールとフルートを吹いて来ました。これ以外にも日本のメーカーのフルートは大体試奏しました。それで思ったのは、メーカーごとにフルート作りのコンセプトが違うなあということです。

 フルート作りのコンセプトで見ると、大きく二つに分かれると思います。ひとつは、「理想のフルートはこれだ」と基本的なコンセプトが定まっているメーカーです。ムラマツ、サンキョウ、アルタス等がこれに当たると思います。これらのメーカーのフルートは、普及品でも価格はそれなりです。もちろん材質は違ってもコンセプトは上級機種と一緒です。もうひとつは「入門用」の廉価版からフルートを作っているメーカーです。ヤマハとパールがこれに当たるでしょう。どちらも高級機種までラインナップしていますが、入門用と高級機種とでは、フルート自体の設計思想が違っています。当然、入門用の方が音は出しやすく作られています。もちろん安くするためのコストダウンも図られています。上級機種と比べてしまうと作りが簡素なのは仕方がないでしょう。

 専門家でも、「最初は音の出しやすい入門用フルートがいい」と言う人もいれば、「大した違いはないのだから、最初から高級機種の方が良い」と考える人もいて、どちらが良いのか見当がつかなかったりします。どちらも間違いではないと思います。ただ初心者にとって「良い楽器」を買う必要があると私は思います。値段は別にして、もし18Kのフルートが初心者にとって「良い楽器」なら最初からゴールドフルートでもいいと思うんですが、実際は18Kのフルートは初心者には鳴らしにくいでしょう。

 総銀製の楽器でも、初心者にとって「良い楽器」はあると思いますが、最初のフルートは入門用を買い、次に高級機種のフルートを買うのが良いというのが私の考えです。初心者のうちは、楽器の扱い方がわからないので、総銀製のフルートを最初から買うとキ―バランスを崩してしまいがちだからです。問題は二本目のフルートです。自分の理想の音のイメージに近い音が出るフルートを選べるとベストです。

 ムラマツとサンキョウは音のコンセプトが正反対と言ってもいいと思います。ムラマツはダークな音を目指していて、俗にムラマツトーンと言われています。楽器自身が自分の音を主張すると言われています(表現力がないという意味ではありません)。サンキョウはムラマツと正反対の明るい音を持っています。この二つのメーカーの音は対照的ですので、試奏してその違いがわかるようになれば、自分の理想のフルートが選べるでしょう。信頼できる先生についていれば、その先生に選定していただいてもいいかもしれません。

 アルタスは、ムラマツやサンキョウと違う音色重視のフルートです。ムラマツやサンキョウは比較的音量を出しやすいフルートですが、アルタスは音量を出すのは難しいフルートです。音量を出そうとすると苦労します。でも鳴らすことが出来ればいい音が出る楽器です。

 ヤマハの高級機種は、いろいろなコンセプトの楽器があって選ぶのに苦労します。自分の好みの音色の出るフルートが見つけられるかがカギです。パールはとにかく頭部管の種類が豊富です。この二つのメーカーは奏者の好みに合うフルートを作ろうとしているのではないかと思います。個性的なフルートもいいですが、自分の好みの音に育てられるフルートも良いと思います。

 私の場合は、以前に吹いていたものと違う音の出る楽器が欲しいと思う傾向があって、自分の音が確立できずにここまで来てしまったなあと思っています。最初に買ったムラマツと違う傾向のサンキョウを次に買ったのがいい例です。サンキョウの音は好きですが、昨年、フルートの試奏をしてサンキョウのハンドメイドを吹いた時に、サンキョウに慣れていたこともあって、すごくいい音が出たのですが、買おうと思うには至りませんでした。天の邪鬼ですねえ~。

 結局、パールのマエスタに心魅かれたのも、マエスタの音がそれまでのフルートとは傾向が違っていたからでしょう。私にとっては、Ag970のプリスティーンシルバーより、Ag925の方に魅力を感じたのだから、変わっていると言えば変わっている?…否定しません、というか否定できません。

 どうしても大ホールで通る音が欲しいと思って、ゴールドメッキをしたのですが、基本はAg925の音です。これが結構嬉しくて、フルートを吹きだすと止まらなくなります。新しいフルートを欲しいとは思わなくなりました。新しいピッコロは欲しいけど…(爆)
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~ Comment ~

 

この記事は嬉しくなります。
私がパールを選んだのは正解であり、自分好みの音色を求めて(自分の顔形に合う?)フォリジの頭部管に変えているのも正解だと。
コンセプトの定まっているメーカーですと頭部管を変えるとバランスを崩すから推奨できない・・と言われるでしょうね。
「新品は半完成品で使用者が使い込んで初めて完成品」という古き良きイギリスのクラフトマンシップを思い出しました。

Re: タイトルなし 

河童さん

コンセプトの定まっているメーカーだと頭部管を変えるのは、なかなか難しいですよね。私はアルタスも持っているのですが、そちらは頭部管を変えることはしませんでした。やはりバランスが崩れるんじゃないかと思いましたので。

私の笛師匠はコンセプトの定まっているメーカーがお好きなようですが、それだと「合う・合わない」で選択肢が決まってしまいます。もしコンセプトのはっきりしたフルートばかりだと、自分に合うフルートがないかもしれませんものね。

「奏者がそのフルートの音を作り上げる」というのに、私は魅力を感じています。
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