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フルート・練習の記録

「アルルの女」のメヌエットは「アルルの女」ではない!?

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 表題の「『アルルの女』のメヌエットは『アルルの女』ではない」というのは、知る人ぞ知る事実です。(ここでいうメヌエットは第二組曲のメヌエットです)だいたい、ビゼーの「アルルの女」第二組曲は、ビゼーの死後に友人によって編曲されたものです。しかもメヌエットの部分は、別の歌劇から引っ張ってきたものです。もっと面白いのは、原曲は歌の二重唱があるのですが、フルートの旋律は、そのバックで流れていたものです(つまり伴奏?対旋律?)。もともと主旋律でなかったものが、フルートのソロ曲としてポピュラーになっているんだから面白いもんです。友人っていうのはありがたいもんですねえ。詳しくはこちらをご覧ください。

アルルの女「メヌエット」解説

 この曲は男と女が恋を語るのがテーマで、フルートはその盛り上げ役だと考えれば良いでしょう。ロマンチックに吹きたいところです。でも、なかなかロマンチックにならないんですよねえ…。ロマンチックにならない原因は、以前の記事にも書きましたが、指使いが難しいんです。正確に動かさないと変な音が入って「恋が台無し」になってしまいます。この曲の場合、さらに音楽的にするために変え指を使います(と私は思っています)。

 最初の8小節をどう音楽的に仕上げるかがカギです。八分休符の前のテヌートのついた音符をどう表現するかでしょう。高音域なので音がキツくなってしまいがちですが、あくまでも優しくロマンチックに吹きたいですね。そのためには、その音符の直前の音をどう吹くかで決まると思います。

P1010848.jpg
 4小節目のテヌートの付いているGの前はB(ベー)です。この音はこの曲では第五音になっているので、ピッチが少し高くて明るめの音のブリチアルディキーを使った方が良いと思っています。ただその後のGは第三音ですから、上ずってしまうと「台無し」です。しかもディミネンドだし…。

P1010849.jpg
 6小節目のB(ベー)もブリチアルディキーを使った方が良いと思うのですが、直前のDの音が問題です。この音は導音ですので、高めにとった方が良いのです。左手人差し指を閉じたままでは絶対に思った音は出ません。ただ、Dを高めにとると、B(ベー)まで高くなり過ぎてしまいます。しかもこれまたディミネンドだし…。このBの音のコントロールは難しいです。基本は変ホ長調のスケール練習とアルペジオの練習だと思います。それをいかに音楽的に出来るかだと私は思っています。


P1010850.jpg
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 11小節以降は、テーマの変奏ですので16分音符のところをどう吹くかです。実はなかなか良い音で吹けません。音程のコントロールが難しいのです。指だけで吹くと全く音楽的でなくなってしまいます。音楽的な音で吹こうとすると、唇の微妙なコントロールが必要になります。金管楽器のリップスラーのように、何度もさらって唇と指の動きが滑らかになるように練習します。


P1010852.jpg
 26小節目、Cesの後にB(ベー)がありますが、これは前述の理由によって、正規運指のFキーではなく、Aisレバーを使った方が良いでしょう。昨年、プロの方のこの曲の演奏を間近で見た(聞いた)のですが、その方も同じ指使いでした。

 この曲は前半の部分ができれば後は何とかなります。(同じフレーズが出てくるだけですから)最後に私がこの曲を吹いたらどうなるかを録音してみました。30年振りに徹底的に練習しましたが、いや、難しい…。残念なことに、この曲の伴奏CD(ハープ)をどこかに失くしてしまいました。そのため無伴奏のソロです。関係ない音が入ったりしたためツギハギになってますが、ご勘弁ください。えっ何の音かって?子どもたちの楽器の音です。

アルルの女・前半by Bijyu
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~ Comment ~

 

おはようございます

アルルの女の裏話、とっても面白かったです

あの有名なフルートの旋律が主旋律じゃなかったなんて!驚きです。

Re: タイトルなし 

よっちゃんさん

 こんにちは。

 面白いと言ってくださってありがとうございます。「アルルの女」は歌劇ですから、舞台の上で歌を歌うのに合わせてオーケストラピットにいるオケが伴奏する形でしょう。だからこんなことが起こるのでしょうね。オケの音楽は映画で言うBGМみたいなものでしょう。

 

たかさんの演奏は素晴らしいですね。
私も、アルルの女を録音してみました。が、残念ながら、まだ指が回りきっておらず、つっかえつっかえで、とても公開はできません。それでも、以前「こんな曲絶対吹けない」と確信していた頃に比べると、随分吹けるようになったとは思うのですが、つっかえずに終わりまで吹けるのはいったいいつのことか。

Re: タイトルなし 

inti-solさん

 私の演奏を聞いていただいてありがとうございます。指は練習していればいつかは回るようになると思います。inti-solさんのケーナはあれだけ指が回るのですから、「慣れ」の問題だけでしょう。私の方は30年前の方が指が回ってたかもなんて思ってますが、これは「寄る○○」という奴でしょう。

 そのうちに伴奏付きでもう一回やりたいと思います。inti-solさんもがんばってくださいね。

 

2010/05/22 12:25に投稿してくださった方、内容的に「非公開」とさせていただきます。ご心配いただきありがとうございます。気にしないのが一番です。

アルルの女 

アルルの女を今練習中の中学生です。
私は、音量だけ大きくて音色が汚いので
この曲には向いていない音だと思われますが、
この曲を吹いて こういう曲にふさわしい音になろう!
と思ったのですが・・・・。

すごく難しい曲ですね・・・。
美しく吹くコツなどあるのでしょうか?

Re: アルルの女 

舞さん

ようこそいらっしゃいました。管楽器って基本的にたっぷり鳴らした時(簡単に言うと大きい音を出した時)が一番良い音がするものなんです。音量が小さくなればなるほど倍音が少なくなって良い音を出すのが難しくなります。だから小さい音を練習するんですけどね。

音量が大きいのはいいことです。汚いと思うのはたぶん発音の問題でしょう。アタック(息をぶつけてしまう)やタンギングが強すぎるとかだと思います。特にこの曲は高音域をpで出すことが重要ですから、第3オクターブのE♭やGの発音に気をつけるとずいぶん違うと思います。あとは素晴らしい演奏を繰り返し聞いて「こういう風に演奏したい」と強く思う事です。YouTubeへのリンクを貼っておきましたから、よかったら聞いてください。http://www.youtube.com/watch?v=Kfb2a2hOiO4

> アルルの女を今練習中の中学生です。
> 私は、音量だけ大きくて音色が汚いので
> この曲には向いていない音だと思われますが、
> この曲を吹いて こういう曲にふさわしい音になろう!
> と思ったのですが・・・・。
>
> すごく難しい曲ですね・・・。
> 美しく吹くコツなどあるのでしょうか?
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