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指揮

指揮法レッスンで学んだ思い出の曲

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 これは指揮法講座ではなく、指揮法レッスンの思い出話です。指揮の技術でけでなくレッスンの内容全般について師匠から学んだことを書きとめておきたいと思いました。不定期で記事を更新していきたいと思っています。

 私が指揮法のレッスンにつくことになった経緯についてはこちらに述べてあります。ある意味すごくラッキーでした。レッスンは斉藤秀雄先生の「指揮法教程」をもとに進めていきます。櫻井先生がこの指揮法レッスンを始められたことは、当時の新聞にも紹介された位、画期的なことでした。

 また、指揮の動きを撮影して視覚的に確認できるビデオ(当時はVHSとベータの両方で発売されました)を秋山和慶先生と共に製作しました。最近、それがDVDになって発売されました。秋山先生の指揮を解説なさっているのが櫻井先生です。(今聞いてもシブい声…)
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 レッスンの最初は講義と基本的な手の動かし方から始まります。やがて「指揮法教程」の練習題をピアニストに弾いてもらって指揮をします。「練習題」なので棒の動かし方を学ぶのが主なのですが、斉藤先生が選ばれた曲は音楽的にも奥が深いもので、なかなか上手く指揮できませんでした。「練習題」の五番はベートーベンの交響曲第1番の第2楽章です。音源はこちらです。
 
Herbert Von Karajam - Symphony No. 1 in C Major, Op. 21 第2楽章は8:18からです。

 指揮法のレッスンは第2楽章だけでしたが、当然のごとくオーケストラスコア(略してオケスコ)を買いこんで、全楽章スコアリーディングに没頭しました。第2楽章は交響曲全体から見るとシンプルな方でしょうが、音楽作りは、だからこそ大変です。当時の私はそんなことも知らず、スコアを見てカラヤン指揮の音源を聞いて(当時はEPのレコードでした)、これで大丈夫なんて思ってレッスンに出かけて行きました。

 この曲は三拍子です。ゆっくりめのテンポなので一小節を三つで振ります。基本的な図形は一拍めを真っすぐ下ろすものと、一拍目を左(指揮者側から見て)にとるものと二種類です。棒の動きは、『平均運動』と『しゃくい』、『タタキ』、『先入』を使います。何小節目の何拍めは、何を使うかまでテキストに書いてあった通りに指揮をする練習をしました。

 私が最初の数小節を振った所で、先生は私の指揮を止めて「ベートーベンのシンフォニーなんだぞ。全然ベートーベンになってないじゃないか!」と怒りました。私の方はテキストを勉強して、棒の動かし方などを練習してきただけに、かなり驚きました。最初は数取りで先入をしてアウフタクトを示して、レガートのところからは平均運動で指揮をする等と覚えて、そのつもりでやっただけに、何がなんだかわからず、ポカンとしてました。指揮法のレッスンでは、その模様をビデオに撮って後で研究できるようになっているので、その時のアホ面は記録されてます。

 「いいか、弦だけのところと管が入ってくるところとでは、同じ『しゃくい』で振るにしても質を変えるんだ。ファゴットだけのところとティンパニが入ってくる所もそうだ。何種類もの楽器が同時に鳴る管弦楽曲なんだから、そう振らなかったらオーケストラは動かない」

 げげっ、そんなことテキストのどこにも書いていないじゃない…

 それからは何をどう振っても「違う」とばかり言われました。いやあ、悩みました。そういえばこの練習題から指揮棒を持って指揮をしました。指揮棒は手の動きを増幅しますから、いい加減に振っていたのがなおさら増幅されたんですね。次にオーケストラの曲をやる時には、最初から管弦楽法まで学んでおかないといけないなと痛感しつつ、5か月ほどこの曲を勉強させられました。何をやっても師匠を満足させられる指揮が出来なかった曲です。

 次回は「練習題」8番の「美しく青きドナウ」のレッスンの思い出をワルツ打法の解説も交えて書きたいと思います。いつになるかは不明ですが…。

 
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~ Comment ~

指揮法 

こんにちは。

「指揮法」のDVDは、何かのHPで見て買おうかなと思いつつ金額に躊躇し・・・、知らぬ間に頭の片隅に追いやられていました。

独学でやっている僕の指揮は、見る人が見ればいかにもへんてこな指揮をしているんでしょうね。
斉田好男「はじめての指揮法」を読んでも、実際の動きがわからず困っています。

ご紹介のDVDの購入を検討します。

 

よんちゃんさん

こんにちは。

私の師匠がこのビデオを作ったのは、独学で指揮の勉強をしていらっしゃる方に少しでも役に立てれば、という気持ちからだそうです。

秋山先生の指揮を見るだけでも、参考になるのではないかと思います。

値段がネックなのですが…。
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