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 ←私の練習曲「ヘンデル・ラルゴ」 →機械的だけどメトロノームにまず合わせましょう
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音楽全般

三種類の五重奏・大研究

 ←私の練習曲「ヘンデル・ラルゴ」 →機械的だけどメトロノームにまず合わせましょう
 以前に「アンサンブルの基本は四重奏」という記事を書きました。(その記事はこちら)今回は五重奏について考えます。弦楽器は四重奏曲が多く、ヴァイオリン×2、ビオラ、チェロにコントラバスを加えた五重奏曲はあまり見ません。YouTubeでこんな動画を見つけました。
弦楽五重奏・クライスラー「愛の喜び」
モーツァルト「弦楽五重奏曲 ト短調 K516 第4楽章」

 コントラバスまで加わる弦楽五部の弦楽合奏では有名な曲があります。
Tchaikovsky: Serenade for Strings, Mvmt. 1 - Vengerov, VFCO
MozartディベルティメントK136 1楽章

 モーツァルトのディベルティメントは、個人的にも思い入れのある曲です。サイトウキネンオーケストラで秋山和慶先生がこの曲を指揮なさったVTRは私の宝物です。この曲は秋山先生・櫻井将喜先生をはじめ、小澤征爾さんなど二本を代表する音楽家を育てた斉藤秀雄先生が亡くなる直前に指揮なさった曲です。櫻井先生も亡くなる前にこの曲を指揮なさったっけ…。おっと話が横道にそれました。

 弦に対して管の五重奏も編成がほぼ決まっていると言っていいでしょう。木管五重奏は、フルート・オーボエ・クラリネット・ホルン・ファゴットの編成です。ホルンは金管なのに何で木管にも入っているのかなんて素朴な疑問もあるのですが、弦楽五部を基本に考えるとヴァイオリンに当たるのがフルート・オーボエ、ビオラがクラリネット、チェロがホルン、コントラバスがファゴットと、ほぼ音域と役割が同じです。サックスがもっと早く発明されていたらホルンは入らなかったかも知れませんね。

 有名な木管五重奏はこの二曲です。
ハイドン:木管五重奏のためのディヴェルティメント 第一楽章
イベール:木管五重奏のための3つの小品

 対する金管五重奏の編成ですが、トランペット×2、ホルン、トロンボーン、チューバです。ホルンは金管五重奏ではかなり高音域を使うようになりました。木管五重奏と比較すると面白いです。金管五重奏で有名なのがカナディアンブラスというグループです。
Canadian Brass, the flight of the bumble bee
Canadian Brass - Canon
 このグループの特徴は、五人全員がゴールドメッキの楽器を吹いていることです。今でこそゴールドメッキはポピュラーになっていると思いますが、このグループが来日した30年ほど前は、とても珍しいものでした。同じ時期にランパルも来日して、日本は管楽器のゴールドラッシュになったなあと思ったりしたものでした。

 金管アンサンブルの草分けというと、イギリスのフィリップジョーンズブラスアンサンブルです。
Philip Jones Brass Ensemble 7
 このアンサンブルは画像を見てわかる通り10人の編成です。トランペット×4、トロンボーン×4、の四重奏に低音の補強でチューバが入り、トランペットとトロンボーンの音域の間を埋める楽器としてホルンが入りました。金管アンサンブルは、どちらのグループも名手揃いで、しかも「笑える」…じゃない、「楽しい」ステージ作りをしています。ここまでやれるのは流石です。金管に比べて、弦と木管は生真面目ですねー。もっともそれもいいか…。

 いずれにしても、どんな編成の五重奏でも、四声+低音という構造になっているのがわかります。そうするとサックス五重奏はソプラノ、アルト×2、テナー、バリトン、となっているのですが、ホントはソプラノ×2、アルト、テナー、バリトンでもいいかもしれませんね。今度試してみようかな。

 追記です。

 管が金属で出来ているのに何で木管なの?という疑問をお持ちの方も多いようです。「昔は木で出来ていたから」という理由もありますが、その呼び方の原則は確立していないと私は思っています。サックスは発明当時から金属で出来ていましたし…。あえて言えば管の途中に穴が開いていて、それを閉じたり開けたりして音程を変えるのが木管楽器、管の長さを変える機構(ピストンバルブ・ロータリーバルブ・スライド機構)を操作して、音程を変えるのが金管楽器と言えるでしょう。

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~ Comment ~

お久しぶりです! 

サックスが木管アンサンブルに入らなかったのはわかりました。でもサックスアンサンブルの編成がソプラノ二本じゃないのは、どうしてですか?

Re: お久しぶりです! 

あるとさん

 お久しぶりです。

 サックスは歴史の新しい楽器ですので、木管アンサンブルには加われなかったのですが、最近ではサックスも含めた木管アンサンブル曲も作られているようです。ご質問の件ですが、ソプラノサックスが一般的に(性能も良くなって価格も手ごろに)なってきたのは、つい最近だと思います。

 私の学生時代のソプラノサックスは高価な上に、音が立ち過ぎてアンサンブルに溶け込めない音でした。今は大編成の吹奏楽だとサックスパートにソプラノが一人はいるようになりました。持ち替えで演奏する場合も多いんですけどね。

 そこで、一歩進めてサックスアンサンブルをソプラノ二本にしたらどうかなと思ったわけです。この編成での曲はないでしょうから、作曲してもらうことになりますが、いいかもしれません。

 フルートの方もグランドフルート×2、アルトフルート、バスフルート、コントラバスフルートなんていう五重奏も面白いかもしれません。

四重奏の五重奏 

こんばんは、わたしはフルート吹きじゃありませんが、このブログのフルートに関する記事は面白いので、定期的に拝見しています。

弦楽器で四重奏が多いのは、音域が広いせいだと思います。

木管五重奏という名称はホルンに対して申し訳ないので、管楽五重奏とか単に五重奏という名称の方が私は好きです。(^-^;)

Re: 四重奏の五重奏 

ひげバスさん

 こんばんは。私のブログ記事を定期的にご覧くださってありがとうございます。

> 弦楽器で四重奏が多いのは、音域が広いせいだと思います。

 確かに管楽器よりは広いですね。これは奥深いテーマだと思いますよ。

> 木管五重奏という名称はホルンに対して申し訳ないので、管楽五重奏とか単に五重奏という名称の方が私は好きです。(^-^;)

 確かにそう思います。ホルンの代わりに入る木管楽器が無かったからでしょうね。実際にフルート・オーボエ・クラリネット・ファゴットだけだと、サウンドとしてまとまらないです。クラシックのアンサンブルの名称は変なのが他にもあって、弦楽四重奏にクラリネットが加わるとクラリネット五重奏と言ったりするんです。弦楽四重奏のヴァイオリンを一丁にして代わりにフルートを入れると、フルート四重奏ですし…。紛らわしいですよね。
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