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 ←私のお気に入りのフルート音楽 →本番に強くなるには…
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吹奏楽合奏理論

ブレスも音楽表現のひとつです

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 管楽器にとって、楽器に息をどう吹き込むかは非常に重要です。それによって音が変わるだけでなく音楽表現まで変わります。「歌う」時は尚更です。ピアノや弦楽器は、楽器を鳴らすのに「息」は関係ありませんが、やはり「歌う」ことをする時には、プレスを意識するそうです。そのプレスは主に「息をどこで吸うか」ということだそうです。歌う時も「ここではプレスしないで一息で歌わないと音楽が台無しになる」ところがあるはずです。同様に「ここでプレスしないと音楽が死んでしまう」こともあるのです。有名なシューベルトの「アヴェ・マリア」の冒頭で考えてみます。比較のために最初は冒頭部分だけお聞きください。

① Schubert - Ave Maria (Opera)
② Andrea Bocelli - Ave Maria (Schubert)
③ Helene Fischer - Ave Maria

 これら3人の外国人歌手は、音楽スタイルの違いこそあれ、全員が「AveMaria」とワンプレスで歌っています。歌を勉強なさっている方はおわかりでしょうが、このフレーズをワンプレスで歌うのはきついのです。日本人の歌手では、こういう歌い方をなさっている人がいました。

④ Yoko Maria (ソプラノ歌手): シューベルト アヴェ・マリア
 お聞きになっておわかりのように、「アベ・マリア」と「・」の部分で一度プレスをして歌っています。日本人はこういう歌い方をされても気にならないでしょうが、キリスト教徒の多い欧米人が聞いたら、こういう歌い方をどう思うんでしょうか。ちょっと考えてしまいました。

 ちなみに日本人でもこの人はワンプレスで歌ってました。
⑤ アヴェマリア(シューベルト)平原綾香

 共通して言えるのは「AveMaria」ですから、「アヴェマリ」の後でプレスをして「ア~」とは歌えないと言う事でしょう。そういうプレスをしたら音楽が台無しになってしまうからです。「ブレスをどこで吸うか」が音楽表現のスタイルまで変えてしまうという例だと思います。「AveMaria」と一息で歌うか、「Ave」の後でプレスするか、どちらかなんでしょうね。

 今度はヴァイオリンのソロで、バッハ/グノーの「アヴェマリア」をお聞きください。
⑥ アヴェマリア 千住真理子

 千住真理子さんの演奏は、音が途切れなく続いています。ヴァイオリンだから当たり前と言えばそれまでですが、もうひとつ、この演奏をお聞きください。
⑦ J.S. Bach / Gounod - Ave Maria, Linda Brava

 Linda Bravaさんの演奏は、「AveMaria」の後ではっきりと音が切れています。画像を見ればわかりますが、弓を一度弦から離しています。歌うのであればここでプレスするからです。おそらくボーイングも千住真理子さんとは違うかもしれません。私はフルートをやっているせいか、どこでプレスしているかわからないヴァイオリンの演奏は敬遠しがちです。窒息死しそうで…(笑)。

 少なくとも、自分が演奏しようする音楽が、どのような文化的背景を持っているのかが、どこで息を吸うかで分かることもあるかもしれません。プレスも音楽表現のひとつですから、「足らなくなったら息を吸う」なんてことでは音楽にならなかったりします。かと言って息をケチっても音楽にならないんですけどね、そこが難しいところです。

 お知らせとお詫び

 この記事がアップされた4月17日の午前中に、いらしていただいた方、文中の①と②の音源にアクセス出来なかったことと思います。アップロードし直しましたので、今は大丈夫なはずです。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
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~ Comment ~

たまに見かけます 

おはようございます

フルート吹きにとって、ブレス位置は大問題です。
一息で吹きたいのに「息が足りない」ことは、しょっちゅうです。

たまに、見かけます。
ピアノやヴァイオリン奏者で、息を吸う音が聞こえてくる人。
「いいのかしら?」と思いつつ、嬉しくもなります。

ちなみに、バッハ・パルティータのサラバンデ。
最初の4小節、息が続きません!!!

Re: たまに見かけます 

フルトニウムさん

 おはようございます。

> フルート吹きにとって、ブレス位置は大問題です。
> 一息で吹きたいのに「息が足りない」ことは、しょっちゅうです。

 ほんとにそうですよね。私もしょっちゅう「プレスが足りん!」ということがあります。一息で吹けるように息を吸えればいいのですが、そうそうたくさん吸えないし…。ついついカンニングプレスをすることを考えてしまうのですが、プレスしていることがバレバレだったり…。ん~、大変だ。

> ピアノやヴァイオリン奏者で、息を吸う音が聞こえてくる人。
> 「いいのかしら?」と思いつつ、嬉しくもなります。

 これは嬉しいですよね。確かN響のコンサートマスターだった堀さんが、NHK番組のヴァイオリンレッスンの中で、「ヴァイオリンもプレスが大事だ」とおっしゃっていたんじゃないかと思います。自分が弾いている楽器に合わせて歌っていたら(声は出さなくても)、息を吸わなかったら死んでしまいますもん(笑)。

> ちなみに、バッハ・パルティータのサラバンデ。
> 最初の4小節、息が続きません!!!

 私も苦しいです。表現しようとすると息が足りないし、一息で吹こうとすると音楽にならないし…、というところです。こういうのをしつこくやっていたら、プレスが長続きするようになりますかねえ…。

グノーのアベ・マリア 

去年初めに職場の同僚に伴奏してもらって録音したことがあるのですが(YouTubeにアップしてます)、今聞き直すと、演奏の出来は今ひとつ、いや、今ふたつ・・・・・・。
私はフルートの指が全然回らない人間なので、この手のゆったりした曲しか吹けないのですが、ゆったりした曲の方が、他人の鑑賞に耐える演奏をするのが難しかったりします。

Re: グノーのアベ・マリア 

inti-solさん

 今回の記事を書くにあたって、グノーのアヴェマリアを検索していたらinti-solさんの演奏もありました。ご自分で謙遜なさっているほどではないと思います。自分の演奏を聞くと悪いところばかり気になってしまうんですよねえ。私も自分の過去の演奏を聞き直すと、いや、なかなか…(笑)。

 他人の鑑賞に耐え得る演奏をするためには、他人の前で演奏する経験を積んでいくしかないと思います。もちろんそのために練習しなくてはいけないのですが、ネットに自分の演奏をアップするのも、いい経験になると思ってます。

 私も何とかYouTubeデビューを果たしたいのですが…、そのためには、もっとPCに詳しくならないといけませんね。

その後いろいろ聞いたら… 

この記事をアップした後でいろいろ聞いてみたら、「アヴェ」の後でプレスをしている欧米人の方もいらっしゃいました。ここは(V)のところのようです。

※(V)とは息が足らなかったらここでプレスしても良いというところです。

そういえば「アヴェマリア」とワンプレスで歌っただけで、聴衆が拍手をしていた画像もありました。この拍手はどういう意味なんでしょうね。
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