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参考音源付き記事

フルートの理想形って何?

 ←練習の時の雰囲気って大切です →吹奏楽でオーケストラやジャズの曲をやるのは…その1
 これは私個人がつらつらと思っていることで、明確な根拠とかそういうものはありません。エッセイみたいなものだとお思いください。

 フルートの現在の形を作ったのはベームさんです。もともとあったフルートは音量が小さかったので、トーンホールを大きくしてキーカップで塞ぐ形にすれば、もっと音量が出ると考えたんだそうです。ベームの改良の大きなポイントは「音量の増大」だったわけです。これによって、「音色」も変化しました。それまでのフルートが持っていた音色とは違うものになってしまったわけです。

 人によってベームフルートの音色を嫌う人がいたのは、音色が違ってしまったためでしょう。「ベームフルートは豊かな音量を得ることで音色を失ってしまった」という言い方も間違っているとは思いません。でも私は、音色が変化したと捉えたいのです。だって金属でできたベームフルートの音色と表現力はきらびやかで素敵じゃないですか。
 フルートの音源はこちら→Bach Flute Sonatas (live excerpts) by Emmanuel Pahud

 私はトラヴェルソの音色も好きです。昔、習ってましたし…。先生の音は決して小さくありませんでした。その音量を出すのに、パワーをかけても鳴らないところが難しいところです。
トラヴェルソの音源はこちら→Rameau - Pièces de clavecin en concert N° 3 (La Timide)
traverso.jpg
 曲が違うので単純比較はできないのですが、なるべく近い編成の音源を捜しました。二つの楽器の音色の違いを聞いていただければ嬉しいです。

 ヴァイオリンのストラディパリウスも、弦の高い張力に耐えられるように作ることで音量が増したということを、何かの本で読んだことがあります。コンサート会場の規模が昔とは比較にならないくらい大きくなってしまった今では、プロの使う楽器は、PAでも使わない限り、音量の豊富な楽器でないとキツイのが正直なところでしょう。

以上のことからモダンフルートは、大ホールで通用する音量があることが理想だと考えます。大きい会場で演奏する必要のない人やPAを使うような人には、この考えはあてはまりません。管弦楽や吹奏楽で使うフルートの理想の一つということで…。

 フルートの形についてはどうでしょう。ベーム式フルートは、ごちゃごちゃとキーを付けて音量を増やしたり、半音階をやりやすくしたりしたものです。フルートトラヴェルソと写真を比べてください。でも私は極力シンプルなキーメカニズムに魅力を感じます。キーパイプもキーポストも必要最小限のもの。そう考えると理想はインライン式リングキーC管です。flute_top.jpg
これは万人受けするフルートではないかもしれません。インラインだと手が届かないという人もいるでしょうし、Eメカがあった方が良いという人もいるでしょう。いずれにしても音に決定的な違いはないので、単なる好みの問題になるでしょう。私はインラインリングキーにこだわっているというだけの話です。

 形にこだわり過ぎるのは無意味とわかっていながら、形にこだわってしまう私でした。ちなみにピッコロやアルトフルートにEメカが付いているのは全然気になりませんから、フルートだけのこだわりでしょうね。そういえば私のピッコロのEメカは調整不良で機能していませんでしたが、私はちっとも気になりませんでした。いい加減…(笑)。
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~ Comment ~

理想…ですかぁ。 

お久しぶりです。

 ベームの改良は、音量だけでなく音程の改善がメインだったようですよ。
 音量に関しては、イギリスのトラベルソ奏者の演奏を聴いて刺激を受けたらしいです。
 音程に関しては、指の可動範囲では正しい音程の楽器が作れず、奏者のテクニックに依っていたので、ベームは自分の持っていた金属加工技術と工学大学で習得した音響学を駆使して、現在の「ベーム式フルート」を創り出したらしいです。

 僕としては、ベームが創り出したベーシックなフルートが理想ではないかと。それは「オフセット・リングキーで『オープンG』のフルート」ということに。
 “オフセット”なのはベームがドイツ人だからで、インラインはあくまでも「フレンチ」ですから。
 そして、オープンGなら「Eメカがどうだ」とか悩まなくて済みます。ただし、レバーを押すべき時に押さず、押さない時に押さなければいけませんが。

 話は変わりますが、最近号のパイパーズに載っていたことですが「グラナディッテ」で作られたコンサートフルートがあるようですよ。
 “Guo Musical Instruments Co.”というメーカーで、もともとパールのPFP-105Eを作っているところみたいです。(HPは、http://www.gflute.com/en/ です)
 ソプラノGフルートが新鮮ですよぉ~。要するに「アルトフルート」のオクターブ高いヤツですね。
 パイパーズに掲載されていたのは「NEW VOICE」というシリーズで、プラスチックの管体で、キーもプラスチックという代物。パイパーズによると「音は丸くて優しい音色」だそうですよ。カラーも4色あって、興味をそそられました。

 素材の研究も進んで、ホントに「理想のフルート」が出来上がるかもしれないという思いもありますが、果たして「理想のフルートとは何?」という定義が出来ない以上は、無理なのかなぁとも思います。

また、お邪魔します。

 

何の(誰の)ために演奏するのか、ということとも関連するかもしれませんが・・・。
たとえアマチュアであっても、聞く人にまず音楽が届かないと、ただ自分の楽しみの為だけに演奏をしていることになってしまいます。
どんなによい音色で奏でることができても、人の耳に届かないと、音楽の意味や楽しさは半減してしまうのかもしれませんね。
昨今、音量重視とも言われるようですが、それもひとつの選択肢、ということでしょうか。
でも、飛びぬけて目立つ音色を持っていれば、ブラスでも埋もれません(笑)そっちを目指そうかな^^;

Re: 理想…ですかぁ。 

ship-papaさん

 「ベーム式フルート」の蘊蓄、ありがとうございます。この辺のところはウィキペディアに詳しく出ていますね。ベームが考えたフルートの形が、ほぼそのままで現在に至っている訳ですが、私が理想とするフルートは、出来る限りシンプルなものと思っているわけです。それはベームが考えたものとは違っていると思います。

 「グラナディッテ」で作られたコンサートフルートには興味津々です。ソプラノGフルートはこの間フルートオーケストラで、その音を聞きました。ちょっと独特の音がしてましたね~。金属製のベーム式フルートの音が、最初ドイツで受け入れられなかったように、この素材も受け入れられるのに時間がかかるかもしれません。将来性はあると思います。手に入れられたら欲しいです。

Re: タイトルなし 

シラスマさん

> 何の(誰の)ために演奏するのか、ということとも関連するかもしれませんが・・・。
> たとえアマチュアであっても、聞く人にまず音楽が届かないと、ただ自分の楽しみの為だけに演奏をしていることになってしまいます。

 フルートだけじゃなくて、どんな楽器も自分で聞いている音と客席で聞こえてくる音が違いますよね。誤解を恐れずに言うと、自分で聞いている自分の音が良い音だと、客席では物足りなく感じるようです。(音量も音色も)自分の楽しみのためなのか、聞いてくれる人のためなのかは、自分の出す音に大きな違いがあるでしょうね。

> 昨今、音量重視とも言われるようですが、それもひとつの選択肢、ということでしょうか。

 フルートに関して言うと、海外で活躍している人は音量を重視している人が多いようです。パールで言うと「Forte」の頭部管を選ぶ人が多いそうで…。コッホさんも「Forte」の頭部管ですし。フルートマスターズだったら「МE」タイプとか…。

 ただ、日本では音色重視の傾向になりつつあるようですよ。吹奏楽でも、そうらしいです。私がフルートの試奏をした時でも、音量だけでフルートを選んだわけではなく、音色との兼ね合いも考えました。コッホさんのCDの演奏を聞いたのですが、音量もたっぷりでしたが、なかなか魅力的な音色でした。

 

結局は吹き手の問題でしょう 

大音量重視の頭部管でも色々ありますからね。カットし過ぎたような頭部管でも、音色に違和感がなく扱いやすいものもあります。音色と音量をどのレベルで妥協するかでしょう。

吹奏楽で吹くとしても、今時の楽器なら、どんな頭部管でも使えると思います。要は、音がしっかりできていれば、あまり頭部管やセッティングにこだわらなくても大丈夫かなぁと、最近思うのです。私のマスターズでも十分使えているので。

Re: 結局は吹き手の問題でしょう 

ラブリーさん

> カットし過ぎたような頭部管でも、音色に違和感がなく扱いやすいものもあります。

 そうなんですよね。見た目からは想像しにくい音色を出す頭部管もあって驚きです。吹いてみなければわからないということですか。

> 音がしっかりできていれば、あまり頭部管やセッティングにこだわらなくても大丈夫かなぁと、最近思うのです。

 そうですね。とにかく今の楽器を、いい音で鳴らすことが出来るようにします。

私の理想のフルートは・・・・・・ 

理想のフルートを語れるほど上手くはないですけれど、リングキーが良い、ということは言えます。別に論理的な根拠はないのですが、カバードキーよりリングキーの方が自分の指に合うのです。たんなる慣れと好みの問題でしょうけれど。
インラインかオフセットかは問いません。どちらでもあまり問題なく吹けます。(たいして難しい曲が吹けないから、差が出ないだけかもしれませんが)
Eメカは、欲しいです。試奏した限り、時によってはEメカがなくても、高音のミがまったく問題なく出ることもあるのですが、たいていの場合は出しにくいと感じます。
そうすると、インラインのフルートでEメカが付いているのはかなりランクの上の楽器に限られますから、必然的にオフセットリングキーということになりますね。今私が使っているフルートがまさにそれですけれど。

音色は、私はムラマツがお気に入りだったんですけれど、結局はどんなフルートを吹いてもケーナみたいな音になっちゃうので、どのフルートでも同じかなという気もしてきました。

Re: 私の理想のフルートは・・・・・・ 

inti-solさん

 私は30年近くインラインリングキーばかり吹いていたので、実はオフセットのリングキーは合わないんです。パールのハーフオフセットでもダメでした。指が自然にインラインになってしまうんですね。カバードだとオフセットでも、そう問題は起こらないのですが…。今、吹いていらっしゃる楽器は、inti-solさんにぴったりだと思いますよ。人それぞれだということですね。
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