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フルート・本体

フルートの材質による音の違いは本当にない?

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 これに近いテーマは以前にも記事にしましたが、専門家の中には「材質によるフルートの音色の違いはない」とおっしゃる方もいらっしゃるので、もう一度いろいろ考察しようと思います。考察に当たっては、客観的な事実と試奏を通じて感じた自分の感覚を重視したいと思います。

 フルートは手工芸品なので、一本一本個体差がある。

 同じメーカーの同じ材質・作りのフルートでも、試奏してみると微妙に吹いた時の感覚が違います。この時の、音の違いの要因は、①歌口のカットの微妙な違い ②キーバランスの調整の微妙な違い だと私は考えます。①については巷間、言われていることで論を待たないと思います。②については、アルタスをオーバーホールした時のタンポ交換も、作業する人によって音が違うということを実感しました。(ごく短期間のうちに2回やったのです。1回目の音が気に入らなかったので…)

 音色の差が個体差なのか材質の差なのかが、はっきりしない。

 これを確認するには、何本ものフルートを試奏するしかないと思います。私は以下のメーカーの楽器を、複数試奏しました。アルタスA1307(Ag958)、A1207(Ag925)、A1607(Ag958)、AL(Ag946)、フルートマスターズМ925、970、997、パールも試奏しましたが、Ag925のソルダードの楽器を吹けなかったので、Ag970との比較はできません。(ソルダードとドローンを一緒に比較することは難しいと思いますので)

 この結果、銀の含有量の違いによる差は、微妙ではありますが、感じることができました。ただし私の技量では、アルタスの1607とALの違いは、ほとんどわかりませんでした。個体差くらいの違いしかないと感じました。ゴールドの方は10K、14Kと試奏しましたが、ここで述べられるほど、たくさんの楽器を吹いていませんので、はっきりと言う事は出来ません。ただ、銀よりも音色の差はあるかなあという感じです。

 頭部管が違うと音色の違いがはっきりする。

 頭部管の歌口のカットのスタイルの違い(個体差ではない)と、頭部管の絞り方(形状)が違うと、音色は、はっきりと違いました。これはパウエルとパールのフルートの同じ胴体に、何種類かの頭部管を挿して試奏した結論です。一般的に言われている通りのことを感じました。同じ材質(Ag925)の楽器でも、頭部管によって音色はさまざまでした。各メーカーの設計思想の差もあるとも思いました。

 全体の結論は、個体差<材質差<設計思想、の順で差が大きくなると思います。ただ、試奏の時は80%ほどの力で統一した吹き方で全ての楽器を吹いたのですが、購入した新しいフルート(パールマエスタ)を100%の力で、自分の音を出そうとして吹いたら、それまで吹いていたアルタスと変わらない音が出ました。(その時の記事はこちら) 今は微妙な違いはあるものの、どちらの楽器を吹いても「自分の音」がします。

 ということは、私の経験から出た結論は、

 楽器による音色の差よりも奏者による音色の差の方が激しい

というごく当たり前の結論になってしまいました。そう言えばゴールウェイが何本ものフルートの吹き比べをした時にも微妙な差はあっても、みんなゴールウェイの音がしてましたっけ…。私が試奏した楽器の中でも、材質が違っているのに音色の違いのわからない楽器もありました。設計思想と製作レベルが全く一緒なのでしょう。フルートの音色は、いろいろな要素が複雑に絡み合って出来ているのです。奥の深いものですね。

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~ Comment ~

音色の差 

ムラマツの試奏をしたとき、EXから24Kまで、もちろん、それぞれに微妙な音色の違いはあるのですが、音の傾向としてはどれも似た印象がありました。だから、
個体差<材質差<設計思想
というのは、とても納得できます。
そして、
楽器による音色の差よりも奏者による音色の差の方が激しい
というのもそのとおりだなと思います。私が吹くとどんなフルートでもケーナになってしまいますしねえ。
考えてみれば、歌口のカットの差で音色が違うんだから、口(吹く人間の)の形の差で音色が変わるのも、当然の話ではあります。

Re: 音色の差 

inti-solさん

 フルートの音の違い「個体差<材質差<設計思想」というのを納得していただけて、嬉しいです。それぞれの奏者の個性にマッチしたフルートが探せるといいですね。それはたぶん頭部管が占める要素が大きいでしょう。

 実は明後日、第2弾を準備してます。これは何か論文みたいになってしまったので、ちょっと読みにくいかもしれません…(汗)。

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Re: 材質による音の違いは明白 

カギコメさん

 ようこそおいでくださいました。コメントありがとうございます。なかなか鋭いご考察、大変参考になりました。また、いらしてくださいね。
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